橿原市南東部、明日香村との境界付近に位置する菖蒲池古墳(しょうぶいけこふん)。7世紀中頃に丘陵南斜面に築かれた方墳で、2010年の発掘調査により、一辺約30m、二段築盛の墳丘であることが分かりました。埋葬施
橿原市南東部、明日香村との境界付近に位置する菖蒲池古墳(しょうぶいけこふん)。7世紀中頃に丘陵南斜面に築かれた方墳で、2010年の発掘調査により、一辺約30m、二段築盛の墳丘であることが分かりました。埋葬施設は南に開く横穴式石室で、石室部分は1927(昭和2)年に国史跡に指定。玄室はガラス越しに見学可能です。
最大の特徴は、石室の主軸に沿って縦一列に置かれた2基の家形石棺。屋根は棟飾り風に仕上げられ、内側には漆が塗られています。奥壁・側壁は花こう岩の巨石を二段に積んだと考えられ、玄室と外部を結ぶ羨道の大半は土に埋もれています。飛鳥時代の特異な石室と、他に例がないとされる石棺を今に伝える古墳です。