大阪市心斎橋にある日本料理屋【懐石料理 桝田(ますだ）】さんでディナーしました。

来店した知人からの評判の声が高いので、気になっていたこちら。
結構前に連れて来てもらったのを、思い出してのレビューです。


平日の18時過ぎの来店。
早い時間ではありますが、カウンターにはすでにお食事中の方がちらほら。
後から入店されるお客さんはみなさん予約済みのようで、

「わざわざ、桝田さんでお食事をする」

ために時間をとって来られている感が満載。
ミシュラン☆付レストランですしね。
人気の高さが伺えます。


清潔感のあるオープンカウンターのお席がメイン。
10名ほど着席可能でしょうか。

奥には座敷の個室も１室あるようでした。
思っていたより、こじんまりとしています。


カウンターに出ている板さんは、ご主人の桝田さんを含めて４名ほど。
奥の厨房にはもう数人、着物の女性など調理の方が見え隠れしていました。


夜のメニューは￥6,000、￥9,000、￥12,000。
さらにお値段プラスで、おまかせ懐石もお願いできるとのこと。
￥12,000を注文される方が多いと勧められ、電話予約の際にお願いしておきました。

詳細は、以下の通りです。　※写真はクリックで拡大します。

先付：魚介の石焼き



椀物：北海道からの海栗がたっぷり入った贅沢なお吸い物



向付：お造り盛り合わせ



お凌ぎ：たけのこ寿司、クチコ



八寸：本日のテーマは【お花見】だそう。



揚げ物：アスパラのフライ



煮物：魚と野菜の煮付



食事：桜海老のごはん、赤出汁、香の物



水物：黒豆のゼリー寄席と果物



見た目に美しい、創作性のあるお料理ですね。

盛り付けはもちろん、器も素晴らしい。
椀物に使われた漆器は、１客10数万はするそうです。

個人的には、山形のビールグラスが気に入りました。



味は濃いわけではないのですが、おだしの味わいがしっかりしています。

やっぱり一番の目玉は、名物という八寸でしょうね。
どこかの席で出されるたびに、

「わあっ」

という歓声があがっていました。

料理の見せ方も上手で、土鍋で炊きあがったばかりの桜蝦ごはんを釜ごと見せてくれたりしました。



接客面もよろしく、板さんは比較的若い方が多いです。
みなさん愛想の良いハキハキとした対応をしてくれました。
ご主人の桝田さんも、一見こわもてですが腰が低く気さくな方でした。

なかなか予約の取りづらい人気店ですが、また機会があれば伺ってみたい【懐石料理 桝田】さん。

お値段は、この内容と雰囲気なら相応といったところ。
リーズナブルなコースも、是非試してみたいですね。