老舗ホテルチェーンの新しい試み
- ライターベルナルド・タカハシさん
- 投稿日2016年01月27日
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外観
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ホール
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屋上
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レストラン
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Suite
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Standard
町の中心のグラン・ビア通りにある3つ星のホテルですが、よくあるビジネス用、または観光用ホテルとは一味違うコンセプトのデザイナーズホテルです。ホテルの名称は人の五感を表し、各階も、その五感のそれぞれに充てられたイメージで造られています。
全75室の内、10室を占めるツイート・ルームでは、ベッドは2メートルX2メートルのサイズで、コーヒーメーカーも備えられています。スイートの中にはバスタブがあるお部屋もありますが、普通のお部屋にはバスタブはなく、シャワールームが付いたものです。
2015年の3月に、半年間の改装を終えてリニューアル・オープンしたホテルです。ただ、以前のビジネスホテル的な「ホテル・グラン・ビア」とは、内装や調度品はもとより、内部の構造も変わっていますし、何より、ホテルのコンセプト自体が別のものになっていますので、新築のホテルと言って良いでしょう。全般に非常に個性的ですが、グラナダを中心にホテルを増やしていっている、定評あるマシア・チェーンのホテルの基本的な路線は踏襲していますので、最近流行の、デザインばかり先走って、ホテルとしての基本が理解されていないデザイナーズホテルとは一線を画します。
いくつもの教会やアルバイシンの丘が見える、プール付きの屋上テラスの空間や、スパ、ジムなど、ホテルでゆったり過ごすための工夫が多く、忙しい旅行で使うにはもったいないと言っても言い過ぎではないでしょう。その割には、値段設定は非常に良心的です。宿泊日や宿泊条件にによって値段は変わりますが、サイトで全て確認できます。