デザイナー好みの個性的なインテリアが特徴
- ライター安田 和代さん
- 投稿日2014年09月30日
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ホテル外観©Amy Murrell
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受付© Andreas von Einsiedel
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客室内装
クリエイティブ業界で働くロンドナーが集まるエリア、クラーケンウェルに2004年にオープンした比較的新しいホテル。コンデナストが選んだ「世界でもっともクールなホテル50」にランクインしたこのホテルは、全室がらりと違うインテリアの客室が魅力。コンパクトながら必要なものはすべて揃った、デザイン性の高い部屋ばかりです。各国からのクリエイターたちが出張で使うケースが多い、というのもうなずけるところ。予約する際に、ウェブサイトで写真を見て、部屋を指定して予約するのが正当派ですが、こういうインテリアが好み、と相談すれば、おすすめを提案してくれます。
「Z」の四角い看板が目印のホテルのエントランスに足を踏み入れると、吹き抜けの建築が目を引きます。コンテンポラリーな建物でありながら、ファブリックに英国らしいパターンを採用するなど、クラシックな魅力がモダンなデザイン性にうまく融合しています。モリスを思わせるテキスタイルは、女性好みといえそう。価格帯としては、リーズナブルなのに、上質なバスローブが用意されていたり、湯たんぽが常備されていたり、かゆいところに手が届くサービスもマルです。
ホテル内のレストラン、ビストロ・ブルーノ・ルベでは、上質なビストロ・フードが楽しめるほか、すぐ裏手にある姉妹ホテル、ゼッター・タウンハウスのカクテル・ラウンジも利用できます。