インドの各都市には大小さまざまの博物館がありますが、規模と美しさではこのチャトラパティ・シバジ・マハラジ・バストゥ・サングラハラヤはトップクラスだと思います。
旧名プリンス・オブ・ウェールズ博物館と言われている通り、当時のイギリス皇太子の渡印のために作られた建物です。
ムンバイにはイギリス統治時代の建物が多く残されておりますが、こちらはインドサラセン調の建築様式で、最初から博物館として建てられていたのではないかと思うほど、美しいです。
グランドフロアの石像などは古いものもありますが、コレクションは比較的近代のものが多く、アジアの焼き物などはあまり歴史的価値があるものは少ないようです。
インドの大財閥TATA家のコレクションもそろっており、落ち着いた絵画コレクションにはTATA家のセンスを感じます。
しかし、なんといってもここは細密画のコレクションが素晴らしいです。歴史的な背景の移り変わりとともに変化していくヒンドゥーとイスラムの細密画をじっくりと見ることができます。土地によってもモチーフが違っていたり、使う顔料が違うために色が変わっていたりと、ずっと見ていても飽きることがありません。
オーディオガイドは日本語もあり、グランドフロアで借りることができます。パスポートを預ければ無料で貸し出してくれますので、こちらの説明を聞きながらゆっくりと鑑賞されることをお勧めします。
Chhatrapati Shivaji Maharaj Vastu Sangrahalaya チャトラパティ シバジ マハラジ バストゥ サングラハラヤ(旧プリンス オブ ウェールズ博物館)
庭園も素晴らしいムンバイ最大の博物館
- 投稿日2016/03/31
- 更新日2016/04/25
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ジャンル博物館・ミュージアム
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エリアムンバイ
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住所
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アクセスChhatrapati Shivaji Maharaj Terminus駅から6LTD・103番バスに乗車しDr. Shyama Prasad Mukherjee Chowkで下車し徒歩約2分
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電話番号+91-22-69584400
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営業時間10:15-18:00
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定休日1月26日, 5月1日, 8月15日, 10月2日
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予算入館料(15歳以上) 700インドルピー
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