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ブリュッセル (ベルギー) ホテルの現地クチコミ

現地のプロ(2人)詳細

Hotel le Dixseptieme ホテル ル ディセッティエーム

栗田 路子 (コンサルタント、コーディネーター、通訳、ジャーナリスト)

歴史と格式ある富裕層の邸宅に泊まってみるなら

  • 地元っ子に人気

歴史と風格を感じさせるロマンチックなホテルは、大人の欧州旅行の宝物。パッケージ旅行や学生旅行ではありえない、芸術や本当の美食をゆっくりと楽しむ旅を求める大人の個人旅行に、心からお奨めするホテルがここ。従って、若い方や子供連れでの快適さを求める方には不向きでしょう。
ホテル名Dixseptieme(ディセプティエム)とは、「17世紀」という意味。
このホテルの立つ界隈は、中世、グランプラスの南側はブリュッセルの豊かな人々が居住していた地域でした。17世紀終わり、ブリュッセルの隆盛を嫉妬した隣国フランスのルイ16世の軍勢によってグランプラス一帯は全て焼き討ちに遭いました。その後速やかに再建されて、スペイン大使公邸として使われたのです。今も残るオーク製の美しい階段や、大理石のマントルピースはその当時からのものです。

ホテルの立地は中央駅至近(徒歩2分)ですが、外観は隙間なく並ぶ建物の一部に溶け込んでしまっているため、このホテルを見つけるのは難しいかもしれません。中央駅からは、こじんまりしたマドレーヌ教会を目指し、教会の入り口側の14世紀から残る石畳の小道を挟んだ反対側の、黒い鉄製のゲートを探してください。見てすぐホテルとわかる看板がないのと、付近には最近浮浪者が多いので要注意。

せっかくここに泊まるなら、14~18世紀のブリュッセルの豊かな人々のライフスタイルに想いを馳せて、歴史や芸術をじっくりと楽しむ旅にしてください。必ずしもお金だけではない、時がゆっくりと流れる豊かさを感じるために。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。