Maesa Elephant Camp メーサー エレファント キャンプ

メーサー エレファントキャンプは 1976年にオープンした歴史あるキャンプで、現在79頭の象を飼育しています。
メーサー渓谷沿いの広大な敷地に象の訓練所を併設し、象の保護・調教とともに生育システムの改良を進めています。
その取り組みがどれだけ優れているかは、このキャンプ内で出会える象たちのフレンドリーなしぐさや、ショーで見せる身のこなしを見れば一目瞭然です。

バナナやサトウキビを売る露店が出ているので、入場したら早速「象の餌やり」にチャレンジしてみましょう。
象が大勢並んでしきりに鼻をのばして「おねだり」してきます。値札には「40バーツ」とありますが「20バーツ」でOKです。
売り子のおばちゃんたちは「サオバーツ！」と呼ばわっていますが、サオバーツとはチェンマイ語で20バーツの意味です。
チェンマイでは各所で使われるので、必須で憶えるべき単語です。

餌を差し出すと、象は器用に鼻で受け取ってくれます。もちろん記念撮影にも応じてくれますが、鼻の先でキスしてもらったり、
牙をつかませてもらったり、2頭の象の鼻に両側から挟まれてみたりと、色んなポーズを試してみましょう。
エチケットですが、カメラのフラッシュは必ず「発光禁止」にすること。象が暴れたりするトラブルはないと思いますが、
デリケートな象にストレスがかかります。

絶対外してはいけないのは「ショー」の時間。暑いタイでは象の活動は比較的涼しい午前中に限られ、ショーは毎日「8:00」「9:40」の2回です。
（繁忙期には「13:30」の回もあり)。象のサッカーや材木運び、タイマッサージ、ダーツによる風船割りなど、次々に紹介される出し物はいずれも
象の知能の高さと運動神経に驚かされるものばかりで、40分ほどのショータイムはワクワクの連続です。

クライマックスは「象のお絵描き」。その見事な出来映えは予め写真や映像で知っていても、実際にこの目で見ると感動モノ。
そのレベルの高さは 2005年に「象が描いた最も高価な絵画（=150万バーツ！）」としてギネスに認定されたほどです。
何頭もの象が実演しますが、個体によって画力に差があるので、色んな象の描きっぷりを見て回ることをオススメします。
（他のお客さんの邪魔にならないように）出来上がった作品は終了後に即売されますので、ほしい方はお早目に！（完成度によって THB 2,000～8,000）

別料金になりますが、ぜひチャレンジいただきたいのが「象乗り」。キャンプは起伏に富んだ山林の中にありますので、象の背中に
揺られながら眺めるのどかな風景は格別です。

また、このキャンプでは渓流での「象の水浴び」を見学できます。象と調教師との心温まる交流が見られるオススメのイベントですが、
残念ながらいつもやっているわけではありません。見たい方は、出発前に時間を確認するか入場時に係員に聞きましょう。

メーサー エレファントキャンプは象乗りをするかによって異なりますが、所要時間は2～3時間程度。ショーを見逃さないように、
遅くとも9時には現地に到着しておきたいところです。

【アクセス】ターペー門からソンテウ45分目安
　　　　　　朝夕は渋滞のため60分以上かかる場合あり
【行き方】　旧市街チャーンプアック門を起点とする107号線を約15キロ北上、1096号線を左折して約9キロ先左側
【料金】　　入場料（エレファントショー観覧可）大人THB 250／子供THB 150
　　　　　　象乗り（一頭／合計150kgまで）　　45分 THB 1,500／25分 THB 1,000／15分 THB 800
　　　　　　※料金はたびたび値上げされているので注意