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チェンマイ (タイ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

Baan Tong Luang バーン・トーン・ルアン

岡本 麻里 (タイ情報専門ライター)

首長族をはじめいろいろな民族に会える村

  • 観光おすすめ
  • 定番人気

「チェンマイに来たらトレッキング!」と外国人旅行者の間でよく言われますが、タイ北部の山岳部には様々な民族が住んでいるため、山を歩きながら民族に会いに行くトレッキングツアーが人気になっています。日帰りから3泊、4泊と簡単なものから本格的なものまであるので、チェンマイでゆっくりできるなら1度は参加したいものです。

このようなトレッキングツアーもおすすめですが、短い滞在日数でもいろいろな民族に会える場所があります。それがバーン・トーンルアンで、1カ所に様々な民族が住んでいる村です。民族の人たちが農業をしたり、工芸品を売ったりして安定した収入を得られるようにつくられた村で、完全な観光地ですが、料理や洗濯をしたり、子どもが遊んだりしている日常の暮らしを見ることができます。

市内の旅行会社で組む象キャンプのツアーなどとセットになっていることが多いですが、個人でも行くことができます。その場合は、入り口で500バーツ(現金のみ)のチケットを買って入場します。地図をくれるので、自由に散策しましょう。

村には、モン族、パドン族、カヤオ族、カレン族、ラフ族、パロン族、アカ族などが住んでいて、民族別に区分けされてあります。田んぼや幼稚園、教会などもあるので、散策しながらそれぞれの民族に会いに行きましょう。それぞれの集落に民族の説明が書かれた英語のボードがあり、風習や文化、伝統などを知ることができます。

洋服が主流になってきている現在、この村ではどの民族もきちんと民族衣装を着ているので、貴重といえるでしょう。それぞれの民族でアクセサリーや織り、柄、刺繍などが違うのが興味深いです。どの衣装も美しく、見事ですが、なかでも独特なのがパドン族の首飾り。別名、「首長族」と呼ばれている民族ですが、首に何層にもつけられた首飾りは圧巻です。通常ぐるぐると首に巻いていきますが、後ろでぱちんと簡単に着脱できるタイプのものが撮影用に置いてあるので、それをつけて一緒に写真を撮ることもできます。記念にぜひ!
 
市内ターペー門から車で約50分。トゥクトゥクやソンテーオをチャーターするとよいでしょう。村は1時間前後で回れるので、半日ツアーに最適です。

2018/08訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。