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フランクフルト (ドイツ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

Church of the Holy Spirit, Heidelberg 聖霊教会

フランツさとみ (フリーライター)

カトリックとプロテスタントの間で揺れ動いた教会

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ハイデルベルクで最も大きくて重要な教会が聖霊教会。旧市街の中心部、Marktplatz(マルクト広場)にあります。

聖霊教会の名が初めて史料に出てくるのは1239年。1398年には、選帝侯ループレヒト3世の命により、後期ゴシック様式の教会として再建されます。
祭壇をおく内陣部分は1410年に完成、入口から祭壇までの通路にある身廊部分は1441年に完成しました。遅れていた塔の工事は1515年に終わり、教会の完成まで100年以上の長い歳月が費やされたのです。

時の選帝侯の意思により、聖霊教会はカトリック、プロテスタントの双方を揺れ動く時代が長く続きました。
1706年には、両派が聖霊教会で礼拝を行うために、教会内部を間仕切るための壁を造ります。1936年に壁が取り除かれるまでの230年間、聖霊教会は、カトリック、プロテスタントの両派によって使用されてきました。現在の聖霊教会は、プロテスタント教会となっています。

聖霊教会は、代々のプファルツ選帝侯の埋葬地でしたが、プファルツ継承戦争中の1693年にほとんどの墓が破壊。現在は、ループレヒト3世とその妃の墓だけが教会内部に残されているので必見です。
また、教会入口のそばには、大学の学部を表現するアイデアにちなみ、「物理学の窓」と名付けられた、真っ赤なステンドグラスがあります。
これは原子爆弾を表象しており、広島に原爆が投下された日付が刻まれています。赤い色は暴力を表現しているとのこと、是非見てみてください。

教会の展望台からは、ハイデルベルクの街の素晴らしい眺望が楽しめますよ!
料金は2ユーロ、12歳以下の子供は大人1名と同伴の場合無料。

礼拝は毎週日曜日の午前11時から行われていますので、その時間を避けて見学をしてください。いずれの時間帯も見学しやすいでしょう。

所用時間:1-2時間

2017/02訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。