Mirador Mansion 重慶大厦（チョンキンマンション）

九龍島側の人気のショッピングスポット、尖沙咀の一等地にありながら、かなりカオスで独特な雰囲気を放つ、重慶大廈(チョンキンマンション) 。

映画『恋する惑星』では麻薬取引のシーンで使われたことでも知られていますが、一歩足を踏み入れると感じる、重慶大廈の特異な空気感たるや。
17階建てのビルにはアジア、中東、アフリカなど100カ国以上の人々が暮らしていると言われ、様々な人種が暮らす香港でも、重慶大廈ほど“人種のるつぼ”を感じる場所は他にはないのではないでしょうか。

ビル内は激安のゲストハウスが密集し、東南アジア系の小さなマーケットやレストラン、両替屋、SIMカード屋などがごちゃごちゃと並んでいて、昼間でもかなり怪しげな雰囲気を漂わせています。

特に多いのがインド料理屋！香港にいながら、リトルインディアが感じられ、本場のインド料理がかなりリーズナブルに食べられると人気。
サモサやプーリなど、インドではお馴染みのスナックを売っているお店も多く、5ドル程度で楽しめるので、ちょっとお腹が空いたな～なんてときに、食べてみるのもいいかも。

また、両替所のレートがいいことでも有名。お店によってかなりレートが違うので、いろいろ見比べてみて。また、銀行の営業時間外になるとちょっとレートが悪くなるようなので、平日の営業時間内の両替がベター。

かつては、“怪しいビル”の代名詞だった重慶大廈ですが、近年“再開発プロジェクト”として、Wood houseやCkeなどのショッピングモールがオープンし、どんどん変貌を遂げています。
Wood house には中環の老舗で行列が絶えない茶餐廳『蘭芳園』の２号店もあり、名物のミルクティー“馳名絲襪奶茶”やポークバーガーなどB級グルメが楽しめるなど、新たな魅力で地元の人や観光客を集めています。

新旧が入り混ざった重慶大廈で、ディープな香港を味わってみませんか？