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サンクトペテルブルク (ロシア) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

The Pushkin Apartment Museum プーシキンの家博物館

おう けいるぶる (現地在住ブロガー)

ロシア人から愛される詩人プーシキンが最期を迎えたアパート

  • 観光おすすめ
  • 地元っ子に人気

モイカ運河に面して建つひときわ目を引く黄色い建物が「プーシキンの家博物館」。
ロシアの偉大な詩人であるプーシキン。彼がロシア文学に与えた影響は絶大で、200年近く経った現在も彼の功績は讃えられている。彼が4か月間暮らしたアパートで現在は博物館となっている。

中庭に足を踏み入れると、中央にはプーシキンの像が立つ。KACCA(チケットカウンター)はプーシキン像に向かって左手にある。博物館の入り口は地下にあるので、階段をおりて扉を開ける。

クロークにて、オーディオガイド(英語、ロシア語などあり。日本語はない。)を有料で借りることが出来る。詳しい説明を聞くことが出来るのでおすすめ。なお、KACCAではオーディオガイド込みの入場料を提示されることが多い。博物館は2層構造で、下階ではプーシキンの直筆の原稿やメモなどが展示されており、上階はアパートになっている。

1836年の9月に、プーシキンは妻と子供達を伴って11室からなる借アパートへ引っ越してきた。それからわずか4か月後、プーシキンは、妻の名誉を傷つけたとしてフランス人士官に決闘を申込み、その時に致命傷を負う。弾丸が腹部まで到達し重体になったプーシキンは、医者に「今まで数えきれないほど多くの患者を診てきたが、これほどの痛みに耐え、生きようとする患者は初めてだ」と言わしめた。生との闘いに疲れたプーシキンが2日後に息を引き取ったソファベッドは書斎に展示してある。

決闘後、アパートへ運び込まれた部屋のドアが階段の途中にあり、通常は閉鎖されている。このドアが開かれるのは1年に1回、プーシキンの命日である2月10日(旧暦の1月29日)のみ。この日はプーシキン記念日となっており、彼を愛する多くの人々が毎年この博物館へ集う。

最寄駅は、地下鉄2号(青)線「ネフスキープロスペクト」駅もしくは地下鉄3号(緑)線「ゴスチニードヴォール」駅。徒歩12分。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。