サンクトペテルブルクの劇場と言えば、「マリインスキー劇場」と言われていますが、「ミハイロフスキー劇場」を忘れてはいけません。
一言で、劇場の違いをわかりやすく言うと「マリインスキー劇場」は伝統的、「ミハイロフスキー劇場」は「斬新的」だと言われています。だからといって、「ミハイロフスキー劇場」では伝統的なオペラやバレエが見られないわけではありません。日本人に人気の「白鳥の湖」や「ロミオとジュリエット」なども公演しています。
実は、「ミハイロフスキー劇場」も「マリインスキー劇場」も、同じサンクトペテルブルク音楽学校の出身者が多いので、出演者の質は変わらないと言われています。また、「ミハイロフスキー劇場」のバレエ団は最近日本へ公演しに行き、大好評だったそうです。
また、建物も伝統的な円形の舞台で、とてもチャーミングです。伝統的な劇場を見たくて劇場を選ぶのだったら、個人的には、「マリインスキー2」より「ミハイロフスキー劇場」のほうがいいような気がします。
また、「ミハイロフスキー劇場」はネフスキー大通りから歩いてたった1分で行ける、便利な所にあります。ちょっと散歩して、カフェで休んで、じゃあ劇場のプログラムをチェックして、いいのがあったら見てみよう、ということが気軽にできるのも、ミハイロフスキー劇場の利点です。
劇場では、始まる前にチャイムのようなものがなります。しかし、1回目、2回目は、「もうすぐですよ」という意味だけで、すぐに「席に着け!」という訳ではありません。ロシア人は皆、3回目のチャイムを聞いて、席に着き始めます。せっかくの劇場にいるのですから、エレガントに、ゆっくり焦らず、席に着きましょうね。
Mikhailovsky Theatre ミハイロフスキー劇場
日本でも公演したことがある有名バレエ団を持つ劇場
- 投稿日2015/03/23
ネフスキー大通りすぐそばでロシアの芸術鑑賞を
- 投稿日2015/03/23
芸術の都として名高いサンクトペテルブルク。歴史を辿ると、バレエ・オペラの劇場として市内につくられた有名な劇場は2つある。
ロシアバレエの最高峰であるマリインスキー劇場は大劇場、ミハイロフスキー劇場は小劇場の通称で人々に親しまれている。
ミハイロフスキー劇場は「芸術広場」の一角に建っている。この広場には、文字通りサンクトペテルブルクの芸術が集結していると言っても過言ではないだろう。ミハイロフスキー劇場、国立ロシア美術館、フィルハーモニー大ホール、ロシア民族学博物館などの文化施設が隣接している。
ロシア美術館を正面に見て、左手前の黄色い3階建ての建物がミハイロフスキー劇場。
まず建物に入ると、右側にKACCA(チケット売り場)がある。冬であれば左側に進み、クロークへコートや上着を預け番号札をもらう。
席によって入口や階段が違うので、係員にチケットを見せ、その指示に従おう。
開演の前に余裕をもって到着し、劇場内の見学やブッフェで軽く食事をするのがロシア風。ぜひロシア芸術の雰囲気を味わってほしい。
格調ある劇場なので、ドレスコードにも気を付けたい。少し意識してフォーマルな服装を心がけよう。ロシア人女性は大雪の日であっても、室内で靴をブーツからハイヒールに履き替えるくらいおしゃれだ。子供たちのファッションは王子様お姫様のようで微笑ましい。
なお、チケットは劇場の公式サイトからオンラインで購入可能。劇場のKACCAで買うこともできるが、その場合は、日時・演目・席種・人数・料金をメモしていこう。
最寄駅は地下鉄2号(青)線の「ネフスキープロスペクト」駅もしくは3号(緑)線の「ゴスチニードヴォール」駅。徒歩5分。
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ジャンル劇場・ホール・ショー
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エリアサンクトペテルブルク
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住所
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電話番号+7-812-5954305
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営業時間10:00-21:00
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定休日無休
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
ミハイロフスキー劇場周辺のおすすめ観光スポット
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