Quinta da Regaleira レガレイラ宮殿（シントラ）

世界遺産に指定されているシントラの山の中にある、12世紀に王室の別荘として建設された宮殿です。

このレガレイラ宮殿は、建設後に何度か所有者が代わったあと、1904年に大富豪アントニオ・カルヴァーリョ・モンテイロによって現在の形になりました。所有者の時代ごとに様々な様式が組み合わさり、不思議な雰囲気でホラー映画に出てきそうな佇まいになっています。

彼は秘密結社に属していたとされ、この建物にはいたるところに不思議な形のシンボルが彫刻されています。大きな敷地内には、イニシエーションをする場所だったとされる場所や、真っ暗な秘密の通路など様々なカラクリが仕掛けられています。また池の中には飛び石があり、そこを歩いて洞窟に行くなどちょっとした冒険気分で楽しめます。

春から夏には、大きな庭にはアジサイをはじめたくさんの花が咲き、とても綺麗な庭園もあります。メインはこの庭園になっていますので、時間がない場合は建物の中の博物館をさっと見て、庭園の様々なカラクリを発見してみてください。