ポルトガルの街を散策していると必ず目にするポルトガルタイル「アズレージョ」。カラフルなものから単色のものまでいくつもの種類があります。きっとポルトガルの街歩きにわくわくする1つの理由であるアズレージョですが、このアズレージョを多く展示した美術館です。
元々は16世紀に建設されたマドレ・デ・デウス修道院を改築して美術館にしているため、協会のアズレージョも丸ごと展示品になっているユニークな場所です。
アズレージョはイベリア半島によく見られますが、元々はアラブの文化に強い影響を受けていたスペインで用いられており、15世紀に入るとポルトガルにもその技法が伝わりました。このアズレージョ美術館では、これまでに残されてきた貴重なアズレージョが時代別に展示されています。ぜひ展示されている順番に見て頂きたいのですが、特に見てもらいたいのが16世紀と17世紀のタイルです。
16世紀にはカーペットスタイルと呼ばれるスタイルが多くみられます。青や黄色の作品が目立ちますが、黄色が入っている場合はメイン通りや玄関など人目に付く場所に飾られたそうです。17世紀に入ると人物や花、動物といった絵柄も取り入れるようになり、よりストーリー性があり歴史上の物語も描かれるようになりました。ポルトガルの多くの教会や建物には、そのようなデザインのアズレージョが飾られているので、だいたいの時代が分かるようになります。
リスボン中心地からは少し離れていますが、数時間費やしてもとても価値のある美術館です。
アクセス方法は、718番・ 742番・ 794番のバスでIgreja Madre Deus下車すぐです。
Museu Nacional do Azulejo 国立アズレージョ美術館
美しいポルトガルタイル「アズレージョ」の世界にうっとり!
- 投稿日2018/08/17
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大規模な良い状態でアズレージョも残されています。
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元修道院だったので回廊も美しく美術館全体の雰囲気を創り出しています。
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教会がそのまま美術館になっています。
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美術館の中でのハイライトはリスボンを描いたアズレージョ
2018/06訪問
アズレージョファンは必見 建物自体も美しい美術品
- 投稿日2015/03/25
1980年に国立アズレージョ美術館は、1965年に1509年に建てられたマドレ・デ・デウス修道院の建物を使いオープンしました。建物自体も美しい美術品になっています。
アズレージョとはポルトガル語でタイルのことです。ポルトガルはイスラム文化の影響が残り、今でも家の外装内装共アズレージョは欠かせないものとなっています。
館内には、15世紀のアンティークから現在のものまでのアズレージョが展示してあり、アズレージョファンには必見の美術館です。さらにアンティークタイルを補修しているところを見ることもできます。
最上階の、壁一面にわたり展示されている昔のリスボンの街並みが描かれたタイルも圧巻です。
鑑賞後は、アズレージョが可愛く配置されたカフェも併設されておりますので、鮮やかな空間に囲まれてゆっくり一休み出来ます。
中心地からは少し離れていますが、バスでも行くことができます。また地下鉄サンタ・アポローニャ駅から徒歩20分ほど。タクシーでしたら5ユーロほどの距離になっています。
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアリスボン
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住所
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アクセス718・ 742・ 794番のバスでIgreja Madre Deus下車
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電話番号+351-21-8100340
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営業時間10:00~18:00
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定休日毎週月曜日、イースター、1月1日、5月1日、12月25日
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予算大人 5ユーロ
65歳以上 2.5ユーロ
学割 2ユーロ -
公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。