レーゲンスブルクの旧市街からシュタイナーネ橋を渡ったところにあるのがシュタットアムホーフ。
13世紀の建物が今なお残っている、堅固な防護施設が特徴です。
この街の歴史は古く、1250年にはバイエルン地方発祥の君主ヴィッテルスバッハ家の主権下におかれていました。
1618年からの三十年戦争ではスウェーデン軍がシュタットアムホーフを占領し、防衛のためにより堅固な建物を作っていきました。
やがて18世紀初頭にペストが流行し、当時の街の人口は1500人ほどであったと言われています。
1809年の第五次対仏大同盟では戦いの場となり、街の一部はダメージを受けてしまいます。その後修復され、19世紀の初めにこの街はシュタットアムホーフと名付けられました。
現在ではカフェやレストランが立ち並ぶ、賑やかな場所となっています。
シュタットアムホーフでの見どころは、世界遺産に登録されているのが旧聖カタリナ慈善病院。
1220年に司教と市民の共同プロジェクトとして建設し、その後何世紀にも渡って病人や貧しい人、高齢者を救済してきました。
ここには教会とビアホールが併設されています。
シュタットアムホーフ見学の所要時間は1時間程です。
<アクセス情報>
レーゲンスブルク中央駅から徒歩15分
交通費はミュンヘンからバイエルン州全土をカバーする一日券のBayern-Ticket
1人25ユーロ、2人31ユーロ、3人37ユーロ
Stadtamhof シュタットアムホーフ
フランツさとみ
(フリーライター)
旧市街の対岸にある13世紀の建造物が残る街
- 投稿日2016/12/07
- 更新日2017/01/18
2016/11訪問
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