大邱には「大邱10味(テグシンミ)」と呼ばれる、大邱を代表する10の郷土料理があります。
こちらの「ワンゴミ食堂」ではその「大邱10味」の一つ、「ムンティギ(牛肉の刺身)」が食べられるのです。
牛肉の刺身と言えば、普通は「ユッケ」を思い浮かべますよね?
でもこのムンティギは、ユッケのように味付けは一切しておらず、新鮮な牛肉をそのまま生で食べるのです。
(ムンティギとは「生肉をとんとんと指先大に切り刻んだもの」という意味の大邱方言といわれています)。
写真を見ると肉の色は鮮やかな赤色でなくちょっとくすんでいますが、これこそが新鮮な肉の色なんだそう。そして、新鮮な牛肉は盛られた皿を傾けても滑り落ちることがないのです。これぞ新鮮な牛肉の証。
韓牛からわずか数kgしか取れないという部位の肉を一口サイズにカットしたムンティギは、一緒に出てくるごま油や唐辛子、にんにくを和えたタレにつけていただきます。
丁寧にスジも取って丁寧な下処理がされたムンティギは、サクッと噛み切れる柔らかさ。
牛肉の持つ滋味が噛むごとに、口の中いっぱいに溢れてくるんです。
日本語を話せるスタッフがいないので、ムンティギを注文するときは壁のメニューを指差して注文しましょう。(ムンティギはメニュー(8枚目画像参照)左側の上から2番目「생고기(生肉)」になります)。
一皿43,000ウォンと結構なお値段ですが、それだけの価値のある韓牛の刺身。よく韓国の飲食店の場合、「オーダーは2人前以上」と言われるイメージがありますが、こちらは複数人数で一皿のオーダーでも大丈夫。
2~3人で食べても十分すぎるほどの量があります。
お酒類はセルフで冷蔵ケースから持ってくるスタイル。空き瓶をそのまま置いておいて、会計の時にカウントします。
他に味わってほしい料理は以下の2つ。
「ヒョッパダク(혓바닥)」35,000ウォン
辛いタレに漬けて焼いた牛タン。表面の軽くサクッとした食感と焼けたタレの香ばしさが食欲をそそります。
「オドゥレギ(오드레기)」43,000ウォン
オドゥレギは牛の心臓の大動脈(日本ではハツモトとかコリコリと呼ばれています)。
これをヤンジと呼ばれる牛の肩バラ肉と共にタレに漬けて網焼きにしたものなのですが、噛み応えがあってクセになる美味しさ。焼酎との相性もバッチリです。
人気店につき時間帯によっては多少外に並ぶ覚悟も必要ですが、近くに離れもありますので回転は悪くありません。
牛肉本来の旨さをぜひ味わってみてください。
カード使用可です。
Wang geomi sigdang ワンゴミ食堂 ワンゴミシッタン
大邱10味のひとつ「ムンティギ(牛肉の刺身)」や美味しいホルモンが食べられる超人気店
- 投稿日2020/03/31
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お店の外観。時間帯によっては外に並ぶ覚悟で。回転はそれほど悪くありません
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本店が混んでいる時はこちらの離れに通される時もあります
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大邱10味の「ムンティギ」。味付けをしていない韓牛の滋味をじっくりと味わってください。メニューには「생고기(生肉)」と表記されています
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このように皿を傾けても肉が滑り落ちないのが鮮度の高い証拠
確実に食べるなら平日早めが必至! 大邱を代表する郷土料理ムンティギの人気店
- 投稿日2020/03/31
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お皿いっぱいに咲いた“肉の花”ムンティギ。鮮度の良さを証明する黒味がかかった赤色
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牛の血管と牛肩バラ肉を網焼きしたオドゥレギ。白っぽいのが血管です
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ムンティギにはぜひ焼酎を。写真は慶尚北道の銘柄、チャムです
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右手奥の赤い看板が店で、手前の赤い文字がある建物は別館です
大邱を代表する10の郷土料理「大邱10味」に数えられるムンティギ。一口大にスライスされた新鮮な牛赤身がお皿を覆うように平たく並べられ、ゴマ油、ニンニク、粗めに挽いた唐辛子粉などを混ぜたソースで食べる料理です。
肉は“チョジゲサル”と呼ばれる、牛の後ろ足内側の太ももを使用。鮮度を証明する黒味を帯びた肉は、皿を返しても落ちてこないほどねっとりしていて甘味があり、その旨味をさらに引き立てるソースとの相性も抜群。大邱では1950年代後半にこのような調理法が登場し、市内には専門店が何軒もあります。
もともと牛生肉の料理は珍しいものではなく、味付けをしない肉は、ユクサシミ(肉刺身)やセンコギ(生肉)といい、韓国では一般的に食べられています。ただムンティギの食べ方は大邱だけに見られるもの。ちなみに、名前の由来は細かく切られたものが、互いにくっついて並んでいる様子を指す“ムントンムントン”という表現に由来しているそうです。
1976年創業のワンゴミ食堂は地元でも大人気の老舗。地下鉄2号線慶大病院駅4番出口から徒歩で10分強の場所にあります。細い通りでややわかりにくいにもかかわらず、開店時間の17時にもなると席は埋まりはじめ、ピーク時はお客さんでいっぱいに。
ワンゴミ食堂では、24時間以内にと殺された韓牛のみ使用。店の壁には“45年間偽りませんでした。これからも正直であります”と肉に対するプライドを感じる手書きの紙が貼られていました。
週末や祝祭日はと殺が行われないため、土曜日に営業していても生肉のムンティギは注文できません。また、材料がなくなり次第お店が早く閉まってしまうこともあるので、ムンティギを確実に食べるには平日早めに動くのが正解というわけなのです。
ムンティギのほかにはオドゥレギという、牛の血管と牛肩バラ肉を練炭で香ばしく網焼きにしたメニューも人気。コリコリとした食感を表す擬声語が名前の由来で、この名前を使い始めたのはワンゴミ食堂が元祖だとか。ほかにもテッチャン(牛の大腸)、ヒョッパダク(牛タン)などの網焼きメニューがあります。こんなに牛の特殊部位を食べられる店は、韓国でも珍しい存在なので肉好き、モツ好きの方には強くおすすめしたいです。
メニューの注文は一皿単位。通じるのは韓国語のみですが、ムンティギ一皿注文する場合は“ムンティギ ハナ(ひとつ) チュセヨ(ください)”と言えばきっとわかってもらえます。値段は一皿43,000ウォン。海外クレジットカードでの支払いもOK。また店の斜め向かいに別館があり、席が設けられていてそちらでも食事可能です。
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ジャンル韓国料理
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エリア大邱(テグ)
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住所
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アクセス地下鉄2号線 慶大病院駅 4番出口から徒歩約13分
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電話番号+82-53-4276380
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営業時間[月-木・土]16:00-21:00 [金]15:00-21:00
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定休日日曜日
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予算30,000~50,000ウォン
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