Taeeul Yangsaeng Korean Medicine Clinic 太乙養生韓医院（大邱本店） テウルヤンセンハ二ウォン

3号線の池山駅から徒歩11分の住宅街の中にある韓方クリニック。院長は朝鮮時代の名医として知られるホ・ジュンの子孫に当たるホ・ダム先生。主な診療分野は、自律神経系疾患、代謝症候群、胃腸疾患や鍼治療。

ホ・ダム院長は韓方クリニックで治療にあたる傍ら、韓方薬材の研究にも務め現在は良質の韓方材を国内外から仕入れて流通する事業や、良質の原料を使った韓方茶ブランド“オムニハーブ”の代表も兼任し、全国を飛び回りながら活躍中。ニキビやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの疾患の診療のほか、韓方を生活に取り入れた健康管理を広める著書の執筆など、多様な活動を行っています。

大邱本店では韓方に馴染みのない外国人向けに、体質に合った韓方茶を診断できる“ティーセラピー”や体質に合った手作り石けん作りのコースなどが用意されています。ティーセラピーは韓方フットバスもついて所要時間は60分〜90分。生活習慣や性格など簡単な質問からタイプを割り出していくのですが、知識の豊富なティーセラピストの先生による説明もわかりやすく有意義な時間です。

石けん作りは溶かして固めるタイプではなく、一度熟成させた石けんを細かく砕いたものを使い、成分の損傷を最小限に抑えることにこだわっているそうです。金額はどちらも1人3万ウォンで、通訳付きで3名から予約可能。

ティーセラピーでは“韓方茶は薬ではありませんが、原料は韓方薬に使われるものと同じ。毎日の習慣に取り入れることによって体に肯定的な作用を及ぼします”と説明を受けたのですが、なるほど、質の良い原料にこだわっているだけあるのと、きちんと説明を受けながらお茶をいただいたので、風味をしっかりと感じることができました。

韓方茶は種類がたくさんあるので、ぜひティーセラピーを通じて体質に合うお茶を探すことをお勧めしたいです。個人的に気に入ったのは、済州島の契約農家から仕入れているという無農薬みかんの皮を使ったキュルピ（みかんの皮）茶（14,000ウォン）。お茶を入れる前の状態ではほんのりみかんの香りがしますが、飲むときはほとんど感じません。苦味などもなく、とても飲みやすい味です。

また液体なので持ち運ぶのが大変かもしれませんが、砂糖などの人工的な甘味を一切使っていないという双和茶（20包40,000ウォン）も、数種類の韓方薬草がブレンドされている味わい深いお茶です。かつて王様も飲んでいたという韓方では伝統的な処方で、体が温まるので風邪をひいた時などにもおすすめです。

クリニックでは韓方茶のほかに、化粧水としても使えるアトピーなどの乾燥痒みにも効くジェル状ミスト（1万ウォン）や、シートマスクなどの韓方成分入り化粧品も購入できます。クリニック専用商品のため、一般の店舗での取り扱いがなくリピーターの間でも人気です。支払いにはクレジットカードも使えます。

一般治療を希望する場合は、問診、脈診、鍼治療の流れで1時間〜1時間30分程度。院長による診療時間が限られているため、事前予約は必須です。
クリニックは韓国語のみですが、寿城区にあるクリニックは下記のメール宛に日本語で問い合わせ可能です。

＜問い合わせ＞
medicalsuseong@korea.kr