安平古堡は17世紀にオランダ人が建設した軍事要塞、台湾で最も古い城のゼーランディア城。
鄭成功がオランダ人を打ち破って、ゼーランディア城を台湾の拠点として確保して、このエリアを「安平」と改称しました。
安平古堡はオランダ統治時代から明、清の時代を歩んだ、長い歴史を持ったお城です。
日本統治時代に、日本人がオランダ人が作った城砦を取り壊し、税関の寮として再構築及び整備しました。
今展望台となっているタワーはその時日本人が建てたものです。
敷地内にある1階建ての白い洋式建物は清の時代に税務司として使われていた建物で、
今は熱蘭遮城博物館としてゼーランディア城の歴史を紹介するコーナーとなっています。
中国語、英語、日本語の記載がありますので、ここでじっくり歴史の勉強ができます。
入場料は大人50台湾ドル、学生(学生証のご提示が求められる)と65歳以上の方(身分証明書のご提示が求められる)なら半額の25台湾ドル。
今の安平古堡はほとんど建て直したもので、唯一残っているのが外郭にある赤レンガのお城の遺跡です。
壁しか残っていないですが、台南の歴史を語る大切な古跡なので、安平古堡に来たらお見逃しなく!
アクセス情報:台湾鉄道台南駅から、「2番」もしくは、「99台江線(青い路線)」に乗り、「安平古堡(安平路)」で下車
Anping Old For 安平古堡 アンピングーバオ
17世紀にオランダ人が建設された軍事要塞、台湾で最も古い城
- 投稿日2018/07/10
台南・安平区の定番観光スポット「安平古堡」
- 投稿日2018/07/10
- 更新日2018/07/13
安平古堡は、台湾の国家一級古蹟に指定されている台南屈指の観光スポットです。
入場料は50元(大人)、25元(6歳以下、65歳以上、学生※それぞれ身分証の提示が必要)になります。
個人差はあると思いますが、私は1時間ほどでほとんど見て回ることができました。
安平古堡に行くには、台湾鉄道台南駅からバスまたはタクシーが主な交通手段になります。
タクシーで行く場合、台南駅前から約20分、バスを利用する場合、2番、88番、99番に乗り、「安平古堡(安北路)バス停」で降り、徒歩2〜3分で着きます。
安平古堡は、1624年にオランダが現在の安平を占拠して、防御要塞として熱蘭遮城(ゼーランディア城)をつくったのが始まりとされています。
完成は1634年。1662年に鄭成功が熱蘭遮城を落とした後、「安平鎮」と名を改めました。
台湾で最も古い街と言われる「安平老街(延平街)」もこの城の城下町として栄えたそうです。
清朝時代に入ると徐々に荒廃していきますが、その後の日本統治時代に再建、熱蘭遮城の一部を取り壊し3階のレンガ製平台を建設しました。
台湾光復後は「安平古堡」と呼ばれるようになります。
入り口から最初の階段を上ると右手に鄭成功の像、左手に古堡石碑、古堡石碑を左に進むと砲台があります。
こちらにある砲台は、日本統治時代の再建の際に観賞用として設置されました。
観賞用とわかっていても迫力があります!
砲台は定期的にメンテナンスを行っていて、2016年にはドイツから専門家を招き修復作業が行われました。
砲台がある場所からさらに階段を上ると、正面に「史跡記念館(文物陳列館)」があります。
史跡記念館には、当時の武器や史料が展示されています。
館内は冷房が効いているので、暑い日は涼みながら安平の歴史を勉強するのもいいですね。
そして史跡記念館の隣にあるのが展望台です。
もともとは周辺の監視のために建てられましたが、1975年に外壁を白く塗り、屋根が設置されました。
階段を上りきるのは暑い日だとかなり体力を奪われますが、上ってみると景色も良く安平地区を一望できます。
階段が狭いので、混雑している時は気をつけて上るようにしましょう。
その他、「熱蘭遮城(ゼーランディア)博物館」、ガジュマルに侵食された「城壁」、「半円型の城壁と古井戸」など見どころ満載なので、安平古堡に来たら、ゆっくり見学してみてください。
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ジャンル史跡・遺跡
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エリア安平
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住所
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アクセス台湾高速鉄道 台南駅より車で約20分 または 2番バスに乗車し(約40分)Fort Zeelandia(An-Bei Rd.)で下車すぐ
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電話番号+886-6-2267348
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営業時間8:30-17:30
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定休日無休
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予算入場料(大人) 70台湾ドル
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公式サイト
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