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エリア:
- 南太平洋 > フィジー > マナ島
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テーマ:
- ビーチ・島
- / グルメ
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Bula ブラ! ピタ室長です!
マナ島のダイビング・ショップ、アクアトレック・マナの現地スタッフ よしさんから フィジー人も大好き! マンゴーで happiness をお届けします!
島での暮らしにあこがれて、その夢を手に入れた。その次のことは想像とは少し違った。夢に描くのは文字通り夢のようなことばかりで現実の暮らしはそういうわけにもいかない。

楽しいマンゴー狩り
南の島にも季節がある。常夏だから一年中暖いが、夏の中にも四季がはっきりある。これは一年を通して住んでみないと実感できないが、暮らし始めて一年たったころには季節が一巡りしたことに気付く。春夏秋冬というそれぞれの季節ははっきりあるがそれよりもはっきり季節の変化を感じるのは島の匂いだ。自然の中で自然と一体化して暮らす島の人は季節を夏だとか冬だとかそんなふうには表現しない。かれらは季節をにおいで感じ取りそれを表現する。

もうすぐ食べごろ
夏の初めはマンゴーの季節で今はそれが終ろうとしている。小さなマンゴーの花が咲き小さな実をつけ始めやがて島のいたるところにあるマンゴーの樹に鈴なりに実る。マンゴーが熟したころに鳥やオオコウモリが収穫に来る。彼らは枝にぶら下がったマンゴーを突いておいしいところを食べる。間違って落としてしまってもち地上に降りて残りを食べることはしないで、また別の熟した実を食べる。贅沢なものだがそれが自然の理にかなっている。落ちた実のうちのいくつかはまたマンゴーの樹として育ち始めるのだ。だから島のいたるところにマンゴーの樹があり、大きく育ったものは心地よい日陰を作って真夏の島の休憩所になる。
この時期のマナ島は鳥やコウモリたちの落としたマンゴーの甘い香りに覆われる。そのにおいに誘われて僕たちもマンゴの樹を見上げめぼしをつけた熟した実をめがけて、鳥が落とした実を投げる。石ではなくマンゴーの実を投げるのはあたっても安全だしマンゴーの実にも傷をつけないためというわけではなく、ただ単にその辺にマンゴーの実がいくらでも落ちえているから。

オオコウモリの食べ残し
そんなふうに手に入れたマンゴーを左右のポケットに入れて帰宅するのは、これはこれで幸福なことだ。
12月29日
きゃくのよしみ
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