-
エリア:
- 南太平洋 > フィジー > マナ島
-
テーマ:
- ビーチ・島
Yadra ヤンドラ! ピタ室長です!
今朝も、マナ島のダイビング・ショップ、アクアトレック・マナの現地インストラクター よしさんからフィジーの happiness をお届けします!
日本に生まれ育った僕はずっと物に囲まれて暮らしていた。欲しいものがいつでも何でもというわけではなく、妥協はあったものの欲しいものかそれに代わるなにかはいつも手に入った。
僕のまわりにあったのはなくてはいけないものもあるが、ほとんどのものはあったほうがいいと自分あるいは子供のころなら保護者が判断しものたちだ。あれもこれも欲しいものはいつもあり、手に入れた瞬間から次のものを求めていた。
ここフィジーの小さな島に暮らし始めて有ったほうがいいと思っていたもののほとんどはなくてもいいものだということに気付いた。そう思うと凄く楽になった。それからなくてはいけないものと思っていたものの幾つかも実はなくてもどうにかなるということがわかった。なくてもいいものはないほうが楽だから、僕は持たないようにした。そのかわり趣味に関わること、自分が好きなことに関わるものは、それまでと同様に持っている。外から見るとそっちのほうが無駄なものに見えるかもしれないけれど僕はどう見られるかというのを判断基準にはしていないので、気にすることもない。自分の回りには絶対的に物は少なく、その僅かな物たちがほとんど自分の好きなものだというのはなかなかいいものだ。
ここまで書いて気付いたことだが、小さな島で暮らすということは実はそういうことかも知れない。例えばコンビニエンスストアのように街にはあって当たり前のものが島にはほとんどない。その代りに海と陸の自然とその全てを覆う空がありそのどれもが有り余る魅力をもっている。それこそが僕の一番好きなものだから、僕にとってここでの暮らしが幸福なのは当然のことだ。
2015-03-02
- タグ:
- マナ島
- Happiness