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メトロポリタン美術館の入場料規定2018

2018/11/01 04:41
メトロポリタン美術館
エリア:
  • 北米 > アメリカ東部 > ニューヨーク
テーマ:
  • 歴史・文化・芸術
2018年3月1日より、メトロポリタン美術館の入場料規定が変わりました。

以前入場料として支払われていたのは、実は寄付金としての料金だったんですが、今後は一部の人を除いて正規の入場料が徴収されるようになります。
メトロポリタン美術館への入場が寄付金だったと知らない人もたくさんいると思います。
かつて入場口で提示されていた料金は、入場料としてふさわしい料金を提示していただけで、実際は寄付金ということで幾らでも、1ドルでも入場できたのです。
メトロポリタン美術館の設立時の精神と、またニューヨーク市所有のセントラル・パークの一部を無料で借りているということで、市との約束で入場は無料でした。
その後、1970年の市との取り決めで寄付金ということになり、入場者は1セントでも払わなくてはいけないことになりました。
さらに美術館の運営には膨大なお金が掛かり(理事など幹部の給料がかなり高いという批判もありますが・・・)、近年資金が不足してきたので、観光客のような事情を知らない入場者には幾らでも入場できるということを隠しだし、大きな看板に入場料として見られるように料金を提示していたのです。
といっても、正規には寄付金でしたので、知っている人は適当な金額で堂々と入っていました。

メトロポリタン美術館の運営資金は個人、企業などの寄付でほとんど成り立っていて、入場料は歳入の14%にしかなっていないそうです。さらに過去13年間に入場料としてふさわしいという正規金額で入場する人が73%も減少(幾らでも入れるということが広まってきていたのですね。)。
もう耐えられないということで、市に許可をもらい、入場料規定が変更となりました。

2018年3月1日より、入場料は、大人$25、シニア$17、学生$12、12歳未満無料となりました。
しかしいやなことばかりではない。
連続3日間入場可能となったのです。
メトロポリタン美術館はセントラル・パークの本館の他に、マンハッタン北部にクロイスターズという中世の美術館があり、また本館の徒歩圏にはメット・ブロイヤーという元ホイットニー美術館が併合されて、20世紀と21世紀の美術を展示しています。
正規入場料でこれら3つの美術館に継続した3日間入場できるのです。
本館だけでもゆっくり見たい人には1日では足りないところ、またクロイスターズまで行くとなると1日では駆け足というスケジュールが緩和されます。
時間に余裕のある人は、これで走り回ることなく、ゆっくり鑑賞できますね。
ニューヨーク州に税金を払っている住民の為には、自分の払いたい金額で入館できる方法が残りました。
またニューヨーク州、ニュージャージー州かコネチカット州の学生も同様です。
入館時に身分証明書を提示する必要があります。
但し、自分の払いたい金額で入館した人は、1回の支払いで連続3日間有効でなく、当日のみとなります。
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