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エリア:
- アジア > カンボジア > シェムリアップ
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テーマ:
- 観光地
- / ハイキング・登山
- / 歴史・文化・芸術
シェムリアップの北東に位置している川沿いの遺跡、
高さ400mほどの砂岩でできた連山が北西から南東に かけて、
ライチの木とともにつづくことから、「ライチの山=プノン・クーレン」と呼ばれる
山と川に囲まれた遺跡があります。
そこかしこに渓流と滝があり、清涼な空気と水がいっぱいです。
水着を持っていけば、そのまま川泳ぎで遊ぶことができるので、
ぜひ持っていくことをおすすめ致します。
この山に点在しているレンガ造りの寺院はプレ・アンコールからアンコールへの過渡期と
位置付けられ、この地600年続くアンコールにおける王朝の幕開けの地とされています。
アンコール地方にある他の遺跡では見ることのできない珍しい遺跡が多数存在しており、
この一帯には大きな砂岩をそのまま利用した天然の祠なども数多く残っています。
クーレン山上には50を超す遺跡が残っていますが、
アクセスは非常に悪く全部回るとなると軽く1週間はかかります。
プノン・クーレンは別名「アンコールの聖なる山」とも呼ばれています。
その理由は2つあります。
一つはジャヤヴァルマン2世(802年〜834年)がここを聖山に見立て、
ヒンズー教の祭儀を借りて、神なる王の戴 冠式(802年)を執り行なったことが理由です。
ジャヤヴァルマン2世が戴冠式を経て、神王へ即位したことから
「最高神、インドラの山(マヘンドラ・パールバティー)」とされています。
アンコール遺跡の主要部分であるアンコール・トム、アンコールワットは
13〜14世紀に作られたことを考えると、
その500年くらいも前に王座が置かれた場所ということになります。
二つめは、プノン・クーレン山がアンコールの平原を潤すシェムリアップ川の源流であることです。山を縫う ように清らかな水がほとばしる渓流が流れ、あちこちに滝があります。
そして、源流の川が信仰の対象になったのか、
川底におびただしいシヴァ神やリンガ神の彫り物がされていることです。
なぜ川の中に神像を造ったのか、諸説ありますが、
より神聖な場所に神を祀りたかったこと、
そして神々のパワーが水を介してより多くの人々のもとに行き渡るようにという
思いがあったからという説が有力です。
料金所から駐車場までの道沿いには、巨大な砂岩の塊があって、
聖山の雰囲気を十分に醸し出しています。
遺跡の見どころとしては、駐車場近くの川の中の岩に彫られたヴィシュヌ神像とブラフマー神像、その近くの滝、チェックポイントから1kmほど南へ進んだ川の中の岩に彫られた
リンガ・ムイボアン(1000体のリンガ)などがあります。
また、リンガ・ムイボアン奥の巨大な砂岩から彫り出された
高さ約9.4kmのプリア・アントン(涅槃仏)も地元の人の信仰の対象になっています。
観光する人が増え、一般的なルートは問題なく通行できるように整備されてきましたが、
それでもまだルート外には撤去されていない地雷が数多く残っており、
また治安も悪いですので単独での行動は避けたほうが良いです。
プノン・クーレンはかなり距離がありますので、シェムリアップからのバイクタクシーはさけて、信用のおける現地の旅行会社の車をガイドを付けてチャーターしたほうが良いと思われます。
車を利用すれば所要時間は1時間40分〜2時間ほどです。
車で入場する際は、お昼までに入場しないとその後は入場できなくなってしまうので
注意してください。
アンコール遺跡への入場券は必要ありませんが、プノン・クーレン独自の料金所があるので、
そこで1人$20の支払いが必要になります。
プノン・クーレンのベストシーズンは7〜8月です。
乾季は水が少なくキレイではなく、
また本格的な雨季に入ってしまうと水が濁りよく見えなくなってしまうため、
雨季の最初の頃が最も観光時期に適しています。
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