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エリア:
- アジア > カンボジア > シェムリアップ
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テーマ:
- 観光地
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- / 歴史・文化・芸術
ソックサバーイ!
こんばんは。
今日もシェムリアップからお送りしますー!
最近雨続きのシェムリアップ。。。
突然のスコールにはご注意を!
さて今回はアンコールトム遺跡群に関して紹介をします。
ご旅行前の予習に是非どうぞ!
アンコールは、サンスクリット語のナガラ(都市)をもとにした言葉で、
トムはクメール語で「大きい」という意味をもちます。
1992年にはその他遺跡群と共にアンコール遺跡群として世界遺産に登録されています。
その名の通、12世紀にアンコール王朝の都として造られたアンコールトムは、
アンコール・ワット寺院から北に約1500Mの場所に位置する要塞都市遺跡です。
堀の1辺が3km、高さ8mのラテライト(紅土石)で造られたブロック城壁に囲まれています。
アンコールトムには南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門があり、
各々の門は塔の形をしていて、東西南北それぞれに、観世音菩薩の彫刻がされています。
門から堀を結ぶ橋には乳海攪拌を模したナーガを見ることができ、
このナーガを引っ張るアスラ(阿修羅)と神々の像もみられます。
アンコールトム内には大型バス(30人乗り以上)の乗り入れは規制がされていて入場できません。
南大門からマイクロバスにのり(一方通行)南大門以外の門からアンコールトムを出ます。
アンコールトムの中央には、バイヨン 寺院があり、
その北側には子隠し寺呼ばれるパプーオン寺院、儀式に使われたとされる像のテラス、
ライ王のテラス、王宮跡のピミアナカス、そのほか多数の遺跡が点在しています。
■バイヨン寺院
アンコール・トムの中心には、バイヨン 寺院があり、
クメール語でバは「美しい」ヨンは「塔」の意味を持ちます。
第一層〜三層に分かれた建築様式を用いていて、
高さ約45メートルの中央の塔を取り囲むように合計16の仏堂がたたずんでいます。
第一層〜三層で約50の塔があり合計約196面の4面像を見ることが出来ます。
4面像は観世音菩薩を模していると言われていますが、
一説ではジャヤーヴァルマン7世を神仏化し、人々がそれを神として崇めたともされています。
第1回廊(外回廊)南東部が修復の為、立ち入り禁止とはなっていますが、
東口から南口にかけては、壁面のレリーフにジャヤーヴァルマン7世がチャム軍と
戦った戦争物語や王族、貴族、市民など人々の当時の様子が描かれています。
一方、第二回廊(内回廊)にはシヴァ神をはじめとする神様の様子が描かれて、
第二回廊から第3層のテラスに上ると観世音菩薩の四面像を間近でみることができます。
観世音菩薩の顔の長さは1.75M〜2.4M、この顔の姿がかの有名な「クメールの微笑」です。
荘厳さの中にどこかやさしい微笑みを浮かべていて、
写真に収めようとする人だかりで常に行列が出来ています。
■パプーオン寺院
アンコールトム内、バイヨン寺院北側に位置する、
パプーオン寺は1060年に建てられフランス極東学院により、
50年以上も前から修復が行われていました。
内戦により一時は修復も中断しましたが、2011年11月より一般公開されました。
西側壁面の幅70M、高さ3.5Mの像が見所です。
第一回廊から第三回廊まであり、入場は可能ですが急な階段もあり注意が必要です。
■像のテラス
テラスは、ジャヤーヴァルマン7世により、凱旋する軍隊を眺望する場所として作られました。
もともと有機素材で作られた基壇が多数合ったとされていますが、
その殆どは消失していて、東側に位置するゾウの彫刻が施された複合体の基壇から
「ゾウのテラス」と名付けられました。
全長300m弱のテラスは式典及び総合訓練の閲兵席として使用されました。
■ライ王のテラス
テラスの上部には高さ約1mのライ王の座像がある。
「ライ王」と呼ばれたのは塑像が変色し始めるにつれてハンセン病(ライ病)にかかった
患者に似ていた事やハンセン病にかかったとされる王様の伝説に
あてはめたことからとされています。
しかし、塑像のお尻に刻まれていた文字から、ダルマージャ(地獄の神)だと判明。
塑像はレプリカで本物はプノンペンの国立博物館に保存されています。
三島由紀夫の最後の戯曲である『癩王のテラス』もここを元に描かれています。
■王宮跡のピミアナカス
ラテライト(紅土石)で構成された三層のピラミッド型寺院。
急な階段を登るとアンコール・トムの壮大な森を見学できる。
大王が儀式を行なうための寺院として造られたとされている。
※ナーガ: 天界と地上を繋ぐ虹の役割をする蛇神。
※レリーフ:美術の技法で、浮き彫り、または浮き彫り細工。
※乳海攪拌:神々は永遠の命を手に入れるため、不老不死の水・アムリタを作ろうとした神話
※ジャヤーヴァルマン7世:アンコールトムを建設したクメール帝国の王様
みなさまお気軽にお問い合わせを下さい♪
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最近雨続きのシェムリアップ。。。
突然のスコールにはご注意を!
さて今回はアンコールトム遺跡群に関して紹介をします。
ご旅行前の予習に是非どうぞ!
アンコールは、サンスクリット語のナガラ(都市)をもとにした言葉で、
トムはクメール語で「大きい」という意味をもちます。
1992年にはその他遺跡群と共にアンコール遺跡群として世界遺産に登録されています。
その名の通、12世紀にアンコール王朝の都として造られたアンコールトムは、
アンコール・ワット寺院から北に約1500Mの場所に位置する要塞都市遺跡です。
堀の1辺が3km、高さ8mのラテライト(紅土石)で造られたブロック城壁に囲まれています。
アンコールトムには南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門があり、
各々の門は塔の形をしていて、東西南北それぞれに、観世音菩薩の彫刻がされています。
門から堀を結ぶ橋には乳海攪拌を模したナーガを見ることができ、
このナーガを引っ張るアスラ(阿修羅)と神々の像もみられます。
アンコールトム内には大型バス(30人乗り以上)の乗り入れは規制がされていて入場できません。
南大門からマイクロバスにのり(一方通行)南大門以外の門からアンコールトムを出ます。
アンコールトムの中央には、バイヨン 寺院があり、
その北側には子隠し寺呼ばれるパプーオン寺院、儀式に使われたとされる像のテラス、
ライ王のテラス、王宮跡のピミアナカス、そのほか多数の遺跡が点在しています。
■バイヨン寺院
アンコール・トムの中心には、バイヨン 寺院があり、
クメール語でバは「美しい」ヨンは「塔」の意味を持ちます。
第一層〜三層に分かれた建築様式を用いていて、
高さ約45メートルの中央の塔を取り囲むように合計16の仏堂がたたずんでいます。
第一層〜三層で約50の塔があり合計約196面の4面像を見ることが出来ます。
4面像は観世音菩薩を模していると言われていますが、
一説ではジャヤーヴァルマン7世を神仏化し、人々がそれを神として崇めたともされています。
第1回廊(外回廊)南東部が修復の為、立ち入り禁止とはなっていますが、
東口から南口にかけては、壁面のレリーフにジャヤーヴァルマン7世がチャム軍と
戦った戦争物語や王族、貴族、市民など人々の当時の様子が描かれています。
一方、第二回廊(内回廊)にはシヴァ神をはじめとする神様の様子が描かれて、
第二回廊から第3層のテラスに上ると観世音菩薩の四面像を間近でみることができます。
観世音菩薩の顔の長さは1.75M〜2.4M、この顔の姿がかの有名な「クメールの微笑」です。
荘厳さの中にどこかやさしい微笑みを浮かべていて、
写真に収めようとする人だかりで常に行列が出来ています。
■パプーオン寺院
アンコールトム内、バイヨン寺院北側に位置する、
パプーオン寺は1060年に建てられフランス極東学院により、
50年以上も前から修復が行われていました。
内戦により一時は修復も中断しましたが、2011年11月より一般公開されました。
西側壁面の幅70M、高さ3.5Mの像が見所です。
第一回廊から第三回廊まであり、入場は可能ですが急な階段もあり注意が必要です。
■像のテラス
テラスは、ジャヤーヴァルマン7世により、凱旋する軍隊を眺望する場所として作られました。
もともと有機素材で作られた基壇が多数合ったとされていますが、
その殆どは消失していて、東側に位置するゾウの彫刻が施された複合体の基壇から
「ゾウのテラス」と名付けられました。
全長300m弱のテラスは式典及び総合訓練の閲兵席として使用されました。
■ライ王のテラス
テラスの上部には高さ約1mのライ王の座像がある。
「ライ王」と呼ばれたのは塑像が変色し始めるにつれてハンセン病(ライ病)にかかった
患者に似ていた事やハンセン病にかかったとされる王様の伝説に
あてはめたことからとされています。
しかし、塑像のお尻に刻まれていた文字から、ダルマージャ(地獄の神)だと判明。
塑像はレプリカで本物はプノンペンの国立博物館に保存されています。
三島由紀夫の最後の戯曲である『癩王のテラス』もここを元に描かれています。
■王宮跡のピミアナカス
ラテライト(紅土石)で構成された三層のピラミッド型寺院。
急な階段を登るとアンコール・トムの壮大な森を見学できる。
大王が儀式を行なうための寺院として造られたとされている。
※ナーガ: 天界と地上を繋ぐ虹の役割をする蛇神。
※レリーフ:美術の技法で、浮き彫り、または浮き彫り細工。
※乳海攪拌:神々は永遠の命を手に入れるため、不老不死の水・アムリタを作ろうとした神話
※ジャヤーヴァルマン7世:アンコールトムを建設したクメール帝国の王様
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