浅草花やしきは、江戸時代末期の1853(嘉永6)年に開園した日本最古の遊園地。遊園地と呼ぶにはやや狭い敷地に、子ども向けのアトラクションが詰まっています。
開園当時は牡丹と菊細工をメインにした植物園で
浅草花やしきは、江戸時代末期の1853(嘉永6)年に開園した日本最古の遊園地。遊園地と呼ぶにはやや狭い敷地に、子ども向けのアトラクションが詰まっています。
開園当時は牡丹と菊細工をメインにした植物園で、その名も「花屋敷」。当時の広さは約8万平方メートルで、なんと現在の13倍もあり、茶人や俳人らの集会の場、また大奥のお女中らの憩いの庭園だったそう。江戸の武家文化を感じさせるネーミングでスタートした花の園が、その後、幾多の浮き沈み、紆余曲折を経て、現在も名物遊園地として運営され続けています。
主なアトラクションは、日本現存最古のローラーコースター、ゆったり動く定番の記念撮影ポイントの「メリーゴーランド」、花やしきにまつわる怪談話をモチーフにした新お化け屋敷「お化け屋敷 ~桜の怨霊~」など。なかでも、市街地の狭い空間を走る時速42kmのローラーコースターは、壁や建物にぶつかってしまうのではとハラハラドキドキ、他ではちょっと味わえない体験です。
園内は平日なら半日もあれば充分に楽しめるので、浅草観光のついでに立ち寄るのもおすすめです。