社殿を取り囲むように広がる4つの庭は、四季折々に咲く花や豊かな自然が魅力。澄んだ空気の中、鳥のさえずりを聞きながら散策を楽しめます。『源氏物語』をはじめ古典文学に登場する草木約200種が植栽された南神
社殿を取り囲むように広がる4つの庭は、四季折々に咲く花や豊かな自然が魅力。澄んだ空気の中、鳥のさえずりを聞きながら散策を楽しめます。『源氏物語』をはじめ古典文学に登場する草木約200種が植栽された南神苑、かつての三条大橋と五条大橋の橋脚を飛び石にリサイクルした中神苑の「臥龍橋(がりょうきょう)」なども見どころです。
谷崎潤一郎『細雪』や川端康成『古都』にも描かれた八重紅しだれ桜の見頃は4月中旬。神苑入り口をくぐると、視界があでやかな薄紅色で覆い尽くされ、春らんまんな光景を満喫できます。また、東神苑の池のほとりを縁取るしだれ桜は、池に映る桜も楽しめる泰平閣(橋殿)がビュースポットですよ。
西神苑の白虎池に咲き誇るハナショウブの見頃は6月上旬~下旬ごろ。白や紫など約200種、2,000株ものハナショウブが水面を彩り、訪れる人を涼やかな気分にさせてくれます。毎年2回ある神苑の無料公開日のうちの1日は6月上旬に設定されるので、ハナショウブを気軽に観賞できるチャンスです。
恒例のライトアップイベントといえば、春の「紅しだれコンサート」。幻想的な夜桜と美しい音色の共演に魅了されます。そのほか、不定期で開催されるライトアップ情報もお見逃しなく。
定番のシンプルな御朱印のほか、季節にあわせた期間限定の御朱印も。應天門をくぐってすぐ横にある朱印所でお願いしてから参拝するとスムーズです。平安京遷都の鍵を握る風水の思想「四神相応」にちなんで、社殿の四方に玄武、青龍、朱雀、白虎をあしらったデザインの御朱印帳も人気です。
平安神宮の應天門から南東へ徒歩5分の距離に、「山元麺蔵」と「京うどん 生蕎麦 岡北」の2軒の人気麺処があります。また、京都市京セラ美術館1階のカフェ「ENFUSE」でピクニックセットを注文し、緑豊かな岡崎公園でランチを楽しむのもおすすめですよ。