桂離宮(かつらりきゅう)は日本建築の傑作ともいわれ、江戸初期を代表する数寄屋建築として知られています。その始まりは八条宮家の別荘であり、1615(元和元)年に初代・智仁親王が古書院等を建てたことだとされます
桂離宮(かつらりきゅう)は日本建築の傑作ともいわれ、江戸初期を代表する数寄屋建築として知られています。その始まりは八条宮家の別荘であり、1615(元和元)年に初代・智仁親王が古書院等を建てたことだとされます。智仁親王の没後は、二代・智忠親王により再興され、ほぼその当時の建築のまま現在に残っているといわれています。ドイツの建築家ブルーノ・タウトから奇跡的な建築だと称された数寄屋建築や、「源氏物語」の世界観を取り入れた雅やかな池泉回遊式庭園はまさに圧巻。
敷地のほとんどが庭園で占められ、その中心には池が広がっています。池のまわりには、書院や茶室などが点在。この雄大な庭園と建築の融合こそが桂離宮の最大の魅力。趣の異なる建築物を絶妙なバランスで配したことで、たたずむ場所によってまったく異なる景色を楽しめます。また、茶室・松琴亭の市松模様の襖など、細かな意匠にも注目したいところ。
ツアーに申し込むことで参観が可能。郵送かWEB、窓口での事前申込みが必要。当日に窓口での申込みもありますが、朝8:40より先着順に参観時間を指定した整理券を配布し、満員になり次第受付を終了します。