佃小橋(つくだこばし)は、佃川支川(つくだがわしせん)に架かる朱塗りの高欄が印象的な橋です。この場所には、佃島が築かれた1644(正保元)年ごろに橋が架けられたとされ、1679(延宝7)年の『江戸方角安見図
佃小橋(つくだこばし)は、佃川支川(つくだがわしせん)に架かる朱塗りの高欄が印象的な橋です。この場所には、佃島が築かれた1644(正保元)年ごろに橋が架けられたとされ、1679(延宝7)年の『江戸方角安見図鑑(えどほうがくあんけんずかん)』にも、現在とほぼ同じ位置に橋が描かれています。現在の橋は1984(昭和59)年に完成したもので、側面のアーチ状の石張りや高欄を飾る擬宝珠が古風な趣を感じさせます。
橋の上からは、佃堀の水辺とその奥に立つ高層住宅群を望むことができます。昔ながらの水路沿いの景観と現代的な建物が対照をなす、佃らしい風景です。時期によっては、堀に係留された小舟が見られることもあります。
住吉神社の本祭りで使われる大幟の柱と、それを支える抱木は、普段は佃堀の水中に埋められており、祭りのたびに掘り出されます。住吉神社や佃天台地蔵尊、細い路地が残る周辺の町並みとあわせて歩くと、佃に受け継がれてきた歴史や祭礼文化に触れられます。