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クスコ (ペルー) グルメの現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

Pachapapa パチャパパ

KAYOQUITO (観光ガイド、翻訳者)

クスコ伝統的家屋の中庭の自然で質素な雰囲気は魅力的。

  • アンデス伝統料理がおいしい
  • ガイドの超イチオシ!
  • 有名人ご用達

サンブラス教会の真向かいの入り口を抜けると正面の中庭にパラソルのかかったテーブル席とその向こうに大きな土かまどが目に飛び込んできます。

アンデスの伝統料理を提供するレストランで、伝統的クスコ家屋の中庭を活かした雰囲気になっています。

クスコでは珍しくもない土焼きかまどですが、パッションフルーツの一種のトゥンボやさくらんぼうの木々の植えられた中庭の真ん中にしつらえた大かまどの目前での食事はたいへん人気があります。このかまどで焼かれた料理を最低一品チョイスしたいところ。ピザ、カルツォーネもこのかまどで焼かれます。

かまど焼きのマスはフェンネルで香りがつけられています。また伝統的な豚シチュー、アドボ、キヌアを使った前菜もおおすすめ。絞りたてのフルーツジュースや消化を助けるためにフレッシュなハーブを使ったナチュラル・ハーブティもぜひ試したいところ。

中庭(パティオ)の野外テーブルは魅力的ですが、飛込みではなかなかパティオ席を確保できないので予約を事前にしておく必要があります。また野外テーブルは料理がカマドから出てくるのを観察できる長所はありますが、にわか雨で屋内に移動しなければならないこともあることも覚悟しておきましょう。
室内の内装も民族的なかわいい雰囲気があります。

メニューには時間かかるものは料理時間が明記されています。

VISA、MASTER、DINERS、AMERICAN EXPRESSクジレットカード可。
営業時間12:00-22:00 

藤本 Jorge 亮治 (旅行会社役員)

大地の父という名の、アンデス伝統料理が味わえるレストラン

  • 雰囲気が楽しめる
  • 定番人気

アンデス・クスコの伝統料理が楽しめる定番の高級レストランです。
パチャ(Pacha)とは、ケチュア語で大地のことを表す言葉なので、Pacha Papaは「大地の父」という意味になります。

アンデス伝統料理で、熱した日干し煉瓦や土で作ったオーブンで料理するワティア(Huatia)、熱した石のオーブンで料理するパチャマンカ(Pacha manka:ケチュア語で「大地の鍋」の意味。20人以上からの予約になります)もあります。

お勧め料理は、瓦のオーブンで調理した鱒料理、ペルー料理定番のロモ・サルタード、そして「クイ(モルモット)」のオーブン焼きだそうです。
レストラン入口にもクイ(ローストモルモット)の看板がありました。
(クイ料理の所要時間は45分だそうです)

室内の席もあるのですが、中庭の席の方がお勧めです。
中庭のオープン・ダイニングは、とても明るい雰囲気です。(パラソルがあります)
しっかり暖房もあるので、夜でも寒くないと思います。

中庭の席の方が人気なので、混みあう時期は前もって予約しておいた方がいいでしょう。
レストランの内装、テーブルセットなども、アンデスを意識したものとなっています。

今回、13:00頃に行きましたが、13:30からアルパ(アンデスのハープ)演奏が始まりました。
会話を邪魔しないBGMのような感じで、ペルー・ワルツなどを演奏してくれます。

中庭には、大きな釜のオーブンがあり、そこで焼いたプチ・パンがフリーアペタイザーとして出てきます。
焼きたてでカリカリ、とっても美味しかったです。(ウチュクタ・ソースとトマトソースが一緒に出てきます)

前菜ではソルテーロ(Soltero:21ソル)を注文しました。
「ソルテーロ」とは、「独身」という意味ですが、この前菜は肉が入らず、野菜だけの為そのように呼ばれているようです。
元々はアレキパ料理だそうですが、クスコでもよく食される、サラダのような前菜です。
今回食べたソルテーロには、ソラマメ、トマト、玉ねぎ、アンデスチーズ、ペルーのトウモロコシ(粒の大きいジャイアント・コーン)が入っていました。
クスコのソルテーロには、普通コチャユヨ(Cochayuyo)という海藻(もしくは、湖藻とでも言うのでしょうか)が入るのですが、今回は入っていませんでした。
観光客向けにアレンジしているのかもしれません。


メイン料理:
(オーブン料理にはメニューに所要時間が書いてあるので、選ぶ際の参考になります)
・鱒のオーブン焼き(15分・37ソル)
お勧めの鱒のオーブン焼きを食べてみました。
鱒は、トマトとイノホ(Hinojo)というハーブを挟んで焼いています。
(味はちょっとしょっぱめ)ポテト・ピューレと焼き野菜つきです。
*イノホ(Hinojo)は、消化を助ける薬草で、ハーブティーとして飲むイメージでしたが、料理にアロマを添えるためにも使われるようです。

もう一品は、その名も「パチャパパ」。
レストランの名前が付いた1品です。(48ソル)
アンデス料理の何品がセットになっているので、何を頼んだら良いか迷ってしまう人にお勧めです。
タマル(Tamales)というトウモロコシの蒸しケーキ、ジャガイモ+チーズ(Papa con queso)、アルパカのアンティクーチョ(串焼き)、ロコト・レジェ―ノ(ペルー風ピーマンの肉詰め)、サラダのセットです。
それぞれの味付けも程よく、美味しかったです。

デザートはトレスレチェス(Tres leches)の苺シャーベット乗せ(20ソル)を食べてみました。
「トレス レチェス」は、中南米でよく食されるデザートで、(もともとはニカラグアのもの?)ペルーでもよく見かける定番デザートです。
ホームメイドスポンジケーキが、3種類のミルクに浸ったもの。
しっとり濃厚、コンデンスミルクに浸かっているので、かなり甘かったです。
苺シャーベットは爽やかな味でした。

パチャパパの総評ですが、それぞれの料理は美味しく、お店の雰囲気も非常に良いものでした。
ですが、料理の質や量からすると割高感もあります。

予算に余裕がある人にはお勧めのレストランです。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。