Mi Quang A1 ミークアン1A

「ミー・クアン」は、中部を代表する麺料理。スープ麺ではなく、汁なし麺という表現がもっとも近いかもしれない。

汁がないと言っても油そばのようにギットリとはしておらず、
うどんくらいの太さの米粉麺に、ほんのり辛めのスープが1/3ほどまでひたされて、
その上にエビ・豚肉・鶏肉・ゆで卵がどっさりと盛り付けられている。

野菜や香草は別の皿に盛られるので、そちらはお好みのボリュームに調整しよう。
私はいつも、この野菜たちを、鍋ブタを落とすようにこれでもか！というくらいに盛る。

ミー・クアン最大の魅力はこのスープ、
海沿いの街・ダナンで獲れた魚介類のエキスをふんだんに含んでいて、野菜にシッカリと染みわたる。
油っ気が少ない分、ラーメンと違って健康を気にせずグイグイと飲み干せるのだ。
ただし、ベトナムで器に口をつけて飲むと行儀が悪いとされるので、そこはスプーンでちまりちまりと飲んでほしい。

もしこのミー・クアンが食べたくなったら、
街の至るところに「Mi Quang」という看板を掲げてあるので、気ままに入ってみるといい。

もし時間があるときは、「Mi Quang １A」という店に行ってみよう。
「Tom thit」がエビと豚肉入りで25,000ドン（執筆時点で140円程度）、
「Ga」が鶏肉で30,000ドン（執筆時点で165円程度）、
全部のせでも4万ドン（執筆時点で220円程度）ととっても価格はリーズナブルだ。
全部のせ、いっときましょう。

場所は、ハン橋の西側から車で2分と掛からない。
川沿いのバクダン通りにも近く、朝6時から夜9時までと終日に渡って営業しているので、
朝でも夜でも、散歩のあとの腹ごしらえとしてもオススメだ。