大連通に「大連でお勧めのお土産は?」と質問すると、「切子」と答える人が多くいます。大連は、戦前の日本時代に伝えられたガラス製品の生産が盛んな街です。その代表格が切子なのですが、勝利広場の地下やホテル内のショップなどでも売られています。そんな数ある切子店の中でも、品数豊富で手頃な価格で買えるのが切子専門店「きりこ屋」です。
店内には、コップ、ワイングラス、皿、瓶、水差し、冷酒を入れると美味しそうな徳利など100種類ほどの切子製品が並び、小さいなぐい呑みは10元くらいで買うことができます。花瓶など大きなもので100元ほどとなります。2つや4つでセットになっているものもありプレゼント選びの参考になると思います。
きりこ屋の製品は、旅順の自社工房で作られており、工房直送で販売されています。その1つ1つが手作りのため似たデザインでも反射する色合いが異なるなど手作り感を楽しむことができます。また、最新の流行やデザインも取り入れており、毎年、少しずつ変化しているそうです。
購入時は、固定する箱に入れてくれるためスーツケースに入れやすくなります。
店長の趙さんは多少日本語が話せますので、好みのデザインを聞いてみたらどうでしょうか?ガラス製品なので荷物が重くなり、場所も取ったりで移動が大変になりますが、きれいな切子製品は、それ以上の価値があると人気です。
きりこ屋は、友好広場から延びる友好路をロシア街へ向かって直進した右側にあります。店自体は小さいので、うっかりすると通りすぎてしまうのでご注意を。路面電車201の勝利橋駅から徒歩1分くらいです。「ホテル・ニッコー大連」からも徒歩圏内で、大連駅から歩くと10分くらいで到着できます。
Kiriko-ya きりこ屋 キリコヤ
大連の隠れた名品「切子」 工房直送だからの高品質と価格が魅力
- 投稿日2015/10/23
- 更新日2015/11/30
贈る相手を選ばない、手ごろな値段の大連切子
- 投稿日2015/08/04
- 更新日2015/11/30
大連は中国の他の観光都市のようにおしゃれな雑貨屋が見当たらず、特に同性へのお土産はいつも苦労します。無難なところでお茶を買うことも多いのですが、私自身が素人のため、たまたま渡した相手が中国茶に詳しかったりすると、「もっといいの買っとけばよかったかな」と内心焦ります…。
そんなときに現地の友人が教えてくれたのが、大連切子を扱う「きりこ屋」。大連の切子は満州統治時代に日本人が技術を持ち込んで作り始めたそうで、江戸切子や薩摩切子がルーツと言われているため、地元の人々にはあまり知られておらず、お店のお客さんも日本人が中心です。ここの商品を使っている日本料理店も少なくありません。
お店に並んだ色とりどりの切子はよく見ると作りが大ざっぱなのですが、その分値段も手ごろで、グラスの平均価格帯は1つ30~50元。お土産用と言えば、箱に入れて包装してくれます。価格も明示されているため、値段交渉が苦手な日本人には大変ありがたいです。
店主の周さんは、簡単な日本語ができるのも心強いですね。
店舗は大連中心部にあり、大連駅の前を通る路面電車に乗って、勝利橋駅駅で降りたらすぐ(見えています)。市街中心部のホテルからだと、タクシーで5~10分で行けます。
年中無休で営業時間は9時半から18時半。閉店時間が少し早めなので、気を付けてください。
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エリア中山
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住所
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電話番号+86-411-82632499
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営業時間9:30-18:30
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定休日無休
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