Dalian clothing Market 二七貿易大世界 アーチーマオイダーシージェイ

中国に住み始めた日本人女性の多くがはまるのがチャイナドレスのオーダー。人によっては何着も作って、「着て行く場所がない」とクローゼットにずらっと吊るしている人もいます。

　二七広場にある二七貿易大世界は、チャイナドレスに限らず洋服のオーダーができる場所として非常に有名ですが、地元の人向けのため、旅行者にはハードルが高いかもしれません。とはいえ現地にたどり着けば何とかなるので、興味がある方はぜひチャレンジしてください。
　二七貿易大世界は、温州城という小売店が集まったビルの真裏にあります。地元では温州城の方が有名なので、間違えないように注意してください。
　中に入ると大量の生地が山積みにされているお店と、洋服の仕立て屋さんがずらーっと並んでいます。外国人の目には全く違いが分かりません。何度来ても迷ってしまいそうです。

　この日は優しそうなおじさんを狙って、生地を一緒に選んでもらいます。指をさせば実際に体に当ててみて、自分に合うかどうか確認できます。おじさんも色々推薦してくれるし、長時間迷っても嫌な顔はされません。
　生地を決めたら、チャイナドレスに必要な分だけ購入し（身長155センチの女性で１．５メートルでした）、「どこで仕立てるんだろう」と思っていると、おじさんの背後にいつの間にか立っていたおばさんが「私がやるから」と言って、彼女の店に引っ張っていかれました…。
　仕立て屋さんではデザインブックから好きなデザインを選びます。一口にチャイナドレスといっても、長さや襟の形などさまざまで、流行もあるそうです。試しにデザインブックから「これはどう？」と聞いてみたら「それは60歳過ぎてから作りなさい」と言われてしまいました。
　デザインを選んだら採寸。お金を払って一週間後に引き取る形になります。

　ちなみに写真の生地で作ったところ、生地代（250元）と仕立て代（200元）で計450元でした。
　追加料金を払えば2日、３日で作ってくれるとのことですが、日程の限られた旅行者は、大連に到着したらすぐ行くのが安心ですね。

　二七貿易大世界は、路面電車の「二七広場」から徒歩５分。バスも「二七広場」を通る路線はたくさんありますが、ごちゃごちゃしたところなので、地理に不案内な場合はタクシーをお勧めします。
　お店は一軒一軒、番号がつけられており、この日生地を買ったお店は４０８号の「津連布行」でした。日本語は通じないので、電卓があったら便利かもしれません。生地を買ったら仕立ててくれるお店は紹介してもらえますが、値段の確認を忘れずに。