Iron Bridge(footbridge) アイゼルナー シュテグ（鉄の橋）

Eiserner Steg（アイゼルナー シュテグ）は、1869年にマイン川に開通した歩行者専用橋で、レーマー広場とザクセンハウゼン地区を結んでいます。
フランクフルトのシンボルとして有名な建築物の一つです。

第二次大戦で破壊されたため、再建築され、復旧が完了したのは1993年です。中央にはホメロスの『Odyssey（オデュッセイア）』からの一説が刻まれています。

橋の上ではストリートパフォーマーが哀愁の漂うバイオリンを奏でていて、夕暮れ時にはロマンチック。訪れた恋人たちが永遠の愛を誓って橋の柱に鍵をかけていきます。

橋からの眺めは壮観です。
旧市街の建造物と大聖堂は中世の趣を感じさせる一方、その先の川沿いに聳え立つ欧州中央銀行の本部ビルは現在のフランクフルトが欧州屈指の金融都市であることを感じさせます。新旧建築が融合するユニークで美しい景色です。

対岸はザクセンハウゼン地区。川沿いには遊歩道が整備され、美術館が立ち並んでいます。南部には昔ながらのアップルジュースを出す居酒屋が軒を連ねる石畳の小路が広がるエリアがあり、ローカルにも観光客にも人気です。

レーマー方面に橋を降りたところに、遊覧船の乗り場があります。
遊覧船の50分コースは川下方面と川上方面のいずれかで大人9.45ユーロ。両方面を周遊する100分コースは12.45ユーロで、3月4日から11月5日までは毎日運行していますよ。

レーマー広場からは歩いてすぐなので気軽に訪れてみてください。