Calle Mesones メソネス通り

お土産物屋さんやカフェ、レストランが並ぶビブランブラ広場（Plaza de Bib-Rambla）から西側に入ると、土地の人がショッピングを楽しむメソネス通りです。郵便局のある町中心部の交差点（Puerta Real）からトリニダ広場（Plaza de la Trinidad）までの400m弱の長さのこの通りは、歩行者専用になっていて、他の商店街のように間に車道がないので、両側の店を楽しみながら歩けます。

スペインの商店街の例に漏れず靴屋さんが多く、服屋さんもいくつもあり、町で最大の布地屋さんもあります。

15世紀末まで続いたイスラム時代には、メソネス通りに並行して、ビブランブラ広場側に町の城壁があり、すぐ近くには城門がありました。そのために、旅人や行商人のための食堂や宿が並ぶようになり、これはキリスト教徒の時代になってからも続いたのです。「食堂通り」という意味のメソネス通りにはそのような起源がありますが、10数年前まではまだ残っていた古い飲食店は姿を消し、宿屋も近代的なホスタルがいくつかあるばかりで、今ではショッピングの通りになっています。