大聖堂の正面玄関のすぐ向かいの角にある、グラナダ焼の陶器の店です。500種類以上の陶器が小さな店内の壁から床まで埋め尽くしています。手作りの陶器に手描きの模様を描いたものでも、値段は15ユーロ少々で、観光地的な高い値段の付け方をしていません。
グラナダ焼は、イスラム時代からの長い伝統を持つ陶器です。最も伝統的なスタイルとしては、少し灰色っぽい白地に、くすんだ青の釉薬で模様を描いたものに加え、白っぽい下地に、僅かに滲みの出る緑で模様を描いたものが多く焼かれてきました。釉薬や窯の変化のせいで、滲む緑のものは今ではあまり作られなくなり、特に19世紀以降は、より白い下地に、鮮やかな青と緑の両方の釉薬で模様を描いたものが多くなってきました。町の名前「グラナダ」は、スペイン語ではザクロという意味を持っていますが、このザクロの実や、鳥や植物をモチーフにした模様が最もよくあるものです。
この陶器店は、1920年に店を創業したミゲル・ムニョス氏の名前がそのまま店名になっていて、現店主のホセ・ルイスさんは、4代目で、創業者の曾孫に当たります。各壁一面を占める大きな棚は創業当時から使われているものです。よくお土産店にあるような、観光用に焼かれた陶器も置いていますが、伝統的なモチーフやスタイルを大事にした陶器が大半を占め、ホセ・ルイスさんの拘りが伝わってきます。
Ceramica Miguel Munoz ミゲル ムニョス 陶器専門店
ぬくもりを感じる伝統陶器
- 投稿日2016/01/27
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ジャンル専門店
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エリアセントラル ディストリクト
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住所
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電話番号+34-958-261747
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営業時間10:00-14:00、17:00-20:30
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定休日日曜日・祝日、7月不定休
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予算平均予算 2.5~100ユーロ
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