juuri ユーリ

海外で食事をする際、困ったこと、ありませんか？　一度に出てくる量が多すぎて食べきれなかったとか、本当はいろんな味にトライしてみたかったけど、食べきれないと思い断念したとか…海外旅行でこのような経験をされている方は多いのではないでしょうか。そんな方の悩みを打ち消してくれる、美味しいもの大好きな旅行者の味方となってくれるのがこのお店「ユーリ(juuri)」。

トラム10番線の聖ヨハネス教会（Juhanneksenkirkko）駅から徒歩約2分のところに位置するこのレストランでは、「サパス」と呼ばれる料理を楽しむことができます。サパス？　初めて聞くような、聞いたことがあるような…
サパスとはフィンランドの小皿料理のことで、スペインを代表する小皿料理タパスを、味も名前もフィンランド風にアレンジした料理のことです。

このお店では地産地消にもこだわり、フィンランド産の食品を意識してお客様に提供しているそう。メニューはフィンランド産のサーモンや牛肉、鶏肉、野菜を使った9種類のサパス（8.2ユーロ/種類）、肉、魚、ベジなど季節ごとに変わるメインディッシュ（25ユーロ～28ユーロ）と、デザート（全て9ユーロ）。

このお店のユニークな点は、メイン料理だけ注文することももちろん可能ですが、メインは頼まずサパスを好きなだけ注文したり、サパス3品とデザートのみ注文したりなど、メニューを幅広く選べること！　ひとりだけど色々なメニューを味わいたい場合、サパスを数種類頼んでみてください。少食の方にもおすすめです。2人でサパスを3～6種類食べてメイン料理を注文するのも◎。型に縛られることなく料理を楽しむことができちゃいます。スタッフの方によると、もちろん食べる量にもよるのですが、サパスだけ食べたければ男性だと5～7皿くらいは食べられるのではないか、とのことでした。

お店の1番人気はアンズタケ、蕎麦粉、卵のサパス。キノコの食感とクリームチーズとの相性が抜群です！　また、テーブルを担当してくださったスタッフさんオススメの、子羊肉とキュウリのサパスも、とってもジューシーで臭みのない子羊肉と少し酸味のあるキュウリのピクルスが絶品でした。

サパスだけでも十分美味しいのですが、このお店はメイン料理もとても美味しいので、ぜひ挑戦して欲しい！　素材の味を活かした料理と、丁寧に作り込まれた料理は肉もベジも魚も、全てハズレなしの美味しさです。一緒に行く仲間が多ければ多いほど、メイン料理もちょっとずつ交換できるので良いかもしれませんね。料理とワインの相性も最高ですので、お酒を嗜まれる方はぜひ、いただく料理に合わせてスタッフオススメのワインも一緒にオーダーしてみてください。

食べる量も調整できるし、組み合わせによってはヘルシンキの一般的なレストランよりもリーズナブルに済ませることもできる、美味しくてリーズナブルなんて、まさに鬼に金棒！ヘルシンキで一押しのレストランです。ただ、少し残念な事に店内が小さくて入口部分も小さいので、ベビーカーは店内に入れる事が出来ません。小さなお子様連れの方はベビーカーを持っていかない方がいいかもしれませんね。

人気店のため、予約をしてからお店に行くのがベター。Webページより簡単に予約可能です。英語での予約になりますが、ロゴが使われているので、わかりやすいと思います。

支払い方法は現金の他、ビザ、マスター、ダイナーズ、アメリカンエクスプレスが利用可能。日本語を話せるスタッフはいませんが、綺麗な英語で質問にも丁寧に答えてくれます。過剰すぎないサービスと、きめ細やかで笑顔を絶やさないサービスがとても好感が持てました。

料理もサービスも、イチオシ！！のレストランです。