1685年のマクシミリアン2世エマヌエルとオーストリア皇帝の娘マリア・アントニアとの結婚を祝し、建設されたのがルストハイム城。
アルテスシュロスからは1.3kmほど離れたところにあります。
宮殿の中心にある宴会ホールには、狩猟の女神ディアーナを称えた天上のフレスコ画が一際目を引きます。
これは、イタリアの画家Francesco Rosa(フランチェスコ・ローザ)らによって1686~87にかけて制作されたもので、世俗的な絵としては当時では珍しいものでした。圧巻ですので是非ご覧ください。
現在、内部には2,000点を超えるマイセン陶磁器コレクションが展示されており、バロック様式の館内と美しいアンサンブルを奏でています。
1710年のマイセン設立から7年戦争(1756-1763)までの作品がコレクションの中心で、見どころは1740年代にマイセンにとって最も重要な製作者であったJohann Joachim Kaendler(ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー)による動物の姿を表現した作品です。
雪をコンセプトにした花瓶に止まる鳥やアメリカ大陸を表現したというワニに座る人間の姿など、その独創性に驚かされることでしょう。
館内の見学が終わったら、是非庭園を散歩してみてください。ルストハイム城とシュライスハイム城に調和するように設計された、ヨーロッパで最も重要なバロック様式の庭園の1つです。
しばし忙しい日常を忘れて思いっきり森林浴をしてみませんか?
入場料
コンビネーションチケット(アルテスシュロス +ノイエスシュロス +ルストハイム城):大人8ユーロ、 学生6ユーロ
ルストハイム城のみ:大人3.50ユーロ、学生2.50ユーロ
※18歳以下の子供は入場無料
所用時間:2時間
<アクセス情報>
S-bahn1 Oberschleißheim(オーバーシュライスハイム)駅より徒歩15分
または、292、295番バスに乗りSchloss(シュロス)下車
交通費はミュンヘン中心部からMünchenXXL 区間のTageskarte(ターゲスカルテ=一日券)8.80ユーロ
Lustheim Palace ルストハイム城
フランツさとみ
(フリーライター)
バロック様式のお城とマイセン陶磁器の美の共演
- 投稿日2017/04/27
2017/04訪問
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ジャンル城・宮殿
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エリアその他/近郊
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住所
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電話番号+49-89-3158720
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営業時間[4月-9月]9:00-18:00
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定休日月曜日、12月24日・25日・31日、1月1日、カーニバルの火曜日
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予算大人 3.5ユーロ
65歳以上・学生 2.5ユーロ
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