マセナのギャラリーラファイエット裏側に位置するバス停から、シャガール美術館にも行ける15番のバスでそのまま乗り続けてLes Arènesというバス停で降りるとマティス美術館に行くことができます。乗車時間は約15分程です。
マティスはシャガール、コクトー、ピカソと並んで、南仏を代表する画家です。マティス美術館はレンガ色の建物に南仏らしいだまし窓が描かれています。
中は写真撮影NGですのでお気をつけください。館内は明るく、大きく解放された窓から気持ちの良い風が通ってきます。絵画、彫刻、デッサン、切り絵、マティスが愛用していた品、ヴァンスのロザリオ礼拝堂の下絵など様々な作品を鑑賞することができます。
1963年に建てられたこの美術館は1階が考古学博物館で、上階のみがマティスの美術館でしたが、1989年考古学博物館が移転したことによって改修し、美術館を拡張しました。68点の絵画や切り絵、236枚ものデッサン、218点のエッチング作品、57体の彫刻、14冊の本のイラスト、シルクスクリーン、タペストリー、陶磁器、ステンドグラスなど、実に187点の作品が展示されていて、1890年マティスが31歳の時の最初作品『本の静物画』から晩年最後の切り絵作品『花と果実』までの作品を鑑賞し、マティスの芸術の変遷を順を追って感じられるのもこの美術館の魅力です。駐車場は完備されていませんので、バスでいらっしゃるのがいいと思います。ちなみに館内にはエレベーターがありますので、お年寄りや足の悪い方でも大丈夫です。
ヤーパンが行ったときは入場料無料でしたが、今では入場料が10€かかるようです。特にオーディオガイドは用意されていません。もしシャガール美術館とマティス美術館で迷われた際は、迷わずシャガール美術館をおススメします。マティスファンならここは必見だとは思いますが、入場料も発生することですし、館内の雰囲気、写真撮影の可不可なども考えると、マティスをおススメしてしまいます。毎月第一日曜日は入場無料になりますのでぜひ利用してください。
マティス美術館に行かれる際、もし時間がありましたらぜひヴァンスにあるロザリオ礼拝堂も併せてご覧になられることをおススメします。マティス美術館にはこのロザリオ礼拝堂の下絵など完成までの工程も展示されていますので興味深いと思います。
目の前は公園になっていて、屋台のようなカフェではニース風サラダをパンに挟んだ名物、パンバーニャも売っていますのでぜひ味見してみてください。隣にはローマ遺跡の円形競技場もありますので、散策にもピッタリです♪
164 Av, Des Arenes De Cimiez, 06000 Nice
04 93 81 08 08
開館時間
10時~18時
(毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日閉館)
入館料
10€
(18歳未満、学生は無料)
(マティス作品写真 By Jean-Pierre Dalbéra)
Musee Matisse マティス美術館
時間が余ったら見ておきたいマティス美術館
- 投稿日2015/11/27
ニース北、高級住宅街シミエの丘にある美術館
- 投稿日2015/11/27
ニース北部のシミエというエリアにあります。
遺跡がありオリーブの木が生い茂るアレーヌ・ド・シミエ公園の中にあります。
散歩を兼ねて美術館を回るのが良いでしょう。
晩年をここに暮らしたマティス。1963年に美術館として多くの作品が公開されています。
美術館自体はこじんまりとしていて彫刻やオブジェなども多数展示されています。
館内は撮影禁止。
ニース市内からはバスで20番、17番、22番、15番、いずれもArènes - Musée Matisseで下車。
入場料は10ユーロです。(一部無料と書いてあるガイドなどあるようですが、無料開放の日以外は、10ユーロです)
フレンチリビエラパスをお持ちのかたは全てのニースの美術館へのアクセスが無料になります。(ツーリストインフォメーションで販売。バスや電車もフリーパス、24時間、36時間、72時間と3種のパスあり)
近くにモナステール(修道院)とそのバラの庭園があります。バラの時期にはとても美しい庭園なので、一緒に見学をすると良いです。
車の場合、シミエはパーキングが少ないです。モナステールに無料パーキングがありますが混んでいる事が多いです。路上パーキングを運良く見つけられれば付近に駐車して見学するのが良いでしょう。
火曜休館日
開館時間10時〜18時
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアシミエ
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住所
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アクセス5・16・18・33・40・F番バス Arènes/Musée Matisse停留所から徒歩約2分
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電話番号+33-4-93810808
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営業時間11月1日-4月30日:10:00-17:00, 5月2日-10月31日:10:00-18:00
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定休日火曜日, 1月1日, イースターサンデー, 5月1日, 12月25日
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予算入館料 10ユーロ
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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