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パリ (フランス) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

なかじま いちろう Nakajima Ichiro (フランス通訳ガイド講師連盟会員)

さあ、中世の世界へ。シテ島散策

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その昔、ルテシアと呼ばれていたシテ島からパリの町は始まりました。
島を取り囲むセーヌ川が自然のお堀の役割を果たし市民を守っていました。
人口が600人ぐらいしかいなかった時代もあるといいます。
そこに町を営むための市場、教会、役所などの施設が造られていきました。

メトロの4号線でCITÉの出口を上がるとまず目に付くのが、
メトロポリタンと書かれたエクトール ギマール作アール ヌーボー調の
メトロの出入口です。その前には、花市が広がります。
まだ日本に入っていない植物もあるということです。
同じ場所が毎週日曜日、鳥市に化けるのが面白いかもしれません。

シテ島花市 毎日 8時から19時半まで。

ここから歩いて行ける、昔のカペー王朝宮殿跡には、現在裁判所が建っています。
中庭には、ステンドグラスがフランスでもっとも美しいと評判の
サント シャペルがあります。入口は裁判所と共用しており、
手荷物検査はフランスでもっとも厳しいので要注意です。

裁判所では凶悪犯を裁く刑事裁判も行われるため
仲間の一味が凶器を持って助けにくるかもしれないということで、
フォークやねじ回しを含めて先端が尖がった物はすべて入口で没収されます。

マリー・アントワネットがフランス大革命時代幽閉されていたコンシェルジュリーが
現在、革命博物館になっており、
この二つの施設入場料が組み込みの切符(ペア券)も売られています。
両方見学する場合は、コンシェルジュリーの方がすいているため、
まずこちらを見た後にサント・シャペルへ行かれることをお勧めします。
入場券を予め持っていれば、
後者の入口では、わざわざまた長蛇の切符売り場の列に並ばないで済むからです。

サント シャペル
開館時間 9時30分から17時30分。
閉館日 1/1, 5/1, 12/25.
入場料 8€50 18歳未満は無料。
ミュージアムパスが使えます。

コンシエルジュリー
開館時間 9時30分から17時30分。
閉館日 1/1, 5/1, 12/25.
入場料 8€50。18歳未満は無料。
ミュージアムパスが使えます。

サンシャペル+コンシェルジュリーのペア券は 12€50でお得です。

ビクトル ユーゴーの原作でディズニーのアニメにもなった
「ノートルダムの鐘」で有名なノートルダム大聖堂にも足を伸ばしましょう。
大聖堂前の広場には、東京の日本橋、京都の六角堂のように、パリのゼロ点があります。
厳密な意味ではここを踏まなければパリに来たことにはなりません。
新婚旅行の方はお二人でここを踏みながら、「パリの中心で愛を叫ぶ。」
のもいいでしょう。シルバーのお二人は、大聖堂に入り懺悔するのもいいでしょう。
大聖堂は、入場無料でフラッシュなしの撮影はOK。
ダメなのが、大きな荷物やアイスクリームなどの食べ物。
入場の際、帽子は脱帽ですが、カツラはOKです。
司教座のある教会を大聖堂と言いますが、
内部の13世紀、14世紀のバラ窓と言われるステンドグラスは圧巻です。

建物の写真は、後姿が綺麗です。隣接するサン ルイ島に向かって
ノートルダム大聖堂の裏手に歩いて行きましょう。
二つの島を結ぶ何でもないような橋が、
テレビドラマ版「のだめカンタービレ」の舞台になったところです。
パリに留学してきたのだめと千秋先輩が喧嘩した橋でした。
因みに漫画の中では、
二人は新橋という名のパリで最も古い石橋、ポン ヌフ Pont Neufで喧嘩しています。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。