Haeundae Beach 海雲台海水浴場 ヘウンデヘスヨクチャン

海運台ビーチは、釜山が誇るインターナショナル・ビーチである事に相違ない。

特級ホテルが居並ぶビーチサイドの散策路では、マイシューズを持って、常に滞在地でもジョギングを怠らない風情の欧米系の国際ビジネスマンが、ストイックな表情で走りこむ。

傍らを地元のおばちゃんが連れ立って、声高におしゃべりしながら歩いている。
ロシア系のファミリーが海を楽しそうに眺めながらはしゃいぎ、その傍らではインドネシア、いや、もっと北のエリアの東南アジアの簡易のサリーを身につけたご夫婦が、静かに仲むつまじく歩いている。

タルマジの高台に、軒を重ねるヴィラ風の住居郡を眺めていたりすると、チョッとイタリアの海辺のどこかの風景にも見えてくる（韓国のナポリという人もいたりする）。

夏になれば満を持して、韓国の全土のみならず、海外からも避暑とバカンス気分を求めてくる、百万はゆうに越える観光客をひと夏で迎えうつ。

あれは2012年、いや、2013年の夏だったか。猛暑のせいかどうか、理由は忘れてしまったが、狂ったように人が海運台に押し寄せた時があった。

あの広大なビーチが、私がどこのビーチでも全く見た事ない、立錐の余地もないほどのパラソルで埋め尽くされ、その熱気でビーチの周りが蒸気のように、まっさらな晴天なのに白～く煙っていた。

人が去った秋口にビーチに様子を見に行くと、ひと夏とは思えないほど、あらゆる施設が壊れたり、折れたり、「もう、勘弁してくれよ。」とぼやく海運台の声が聞こえてくるような光景だったのを想い出す。

一見波もおだやかで遠浅。でも何といっても相手は自然。毎年大量の砂を波にあらわれてもって行かれる。それを釜山市は毎年毎年保全し守ってきた。時に「税金の無駄遣い。」とかなり多くの批判の声があがろうと、これだけは決然として。

なぜならそれは釜山にとって、海運台ビーチが計り知れない価値があることを、熟知しているからだ。

日があるうちのビーチ沿いから、冬柏公園をぐるりと回るコースは、なんといっても素敵。秋から初冬、人が去ったビーチの夜に、ビーチの端にある遊覧船乗り場の刺身屋さんが居並ぶ方角から、高層のマリン・シティビルの明かりが灯る夜景を、波の音をバックに眺めていると、「ここは、いったい、どこのお洒落な国のビーチの夜？」（笑）と、しばしマインド・トリップする程。

今年は見るだけ、近場で水遊びするだけのビーチから、「The bay 101」で提案する、体験型観光が加速し、また沢山の歓声が聞こえるはず。

そんな海運台にひとこと（爆）。もっと女の人が楽しく買い物したりできる、ひやかしたりできる、小さなお洒落なお店のあるストリートを、民間主導で作って欲しい＾。だってあんなに人がくるんだから。

地下鉄2号線「海雲台ヘウンデ駅」で下車し、3・5番出口⇒海水浴場方面へ直進（徒歩で約10分）

釜山で絶対にはずせないビーチと言えばココ！

韓国内でも有数のリゾート地の1つです。

いや韓国一のビーチと言っても過言ではありません。

弓なりに続く白砂が美しい海で、韓国八景の1つでもあります。

ビーチと言っても夏だけ遊ぶところではありません！
1年中楽しむことができます。

周りには高級リゾートホテルをはじめ、おしゃれなレストランや、カフェ、バー、そして屋台などが並び、
海を眺めながら食事も楽しめるところが充実しています。

ビーチ沿いにはアクアリウムもありますので子連れ旅行の際にも充分楽しめますし、
同じくビーチ沿いには無料の足湯もありますので、疲れたらそこで一息しながら海を眺めるのもいいかと思います。

6月には砂祭りが開催され、砂浜には砂のアートで埋め尽くされます。

夏の海水浴シーズンになるとビーチにはパラソルがびっしりと並び、その数はギネスに載るほどだそうです。

10月の釜山国際映画祭の時期になると、ビーチに特設会場ができ、世界の映画スターたちに会える楽しみも！

イベントのない時期でも海雲台ビーチはいつも地元の人であふれています。

季節に関係なくビーチを散策する楽しみがありますから。

ビーチの右横には冬柏公園があるので、ついでにその公園を散策するのがベストです。

公園側から眺める海雲台ビーチもとてもきれいですよ！