HARICO はりこ

ミャンマーでは民族衣装の巻きスカート「ロンジー」がまだまだ日常的に着用されています。男性用と女性用があり、男性用は「バソー」、女性用は「タメイン」と呼ばれていますが、総称は「ロンジー」です。特に女性用のロンジーは色や柄が実に豊富。各民族ごとに様々な模様がありますが、他にもオリジナルな柄が次々と出ていて、今も昔もミャンマー女性の重要なファッションアイテムとなっています。

日本人オーナーのこちらの店では日本語の通訳さんが常駐していますので、お好みの仕上がりを日本語で依頼することができます。安心・便利なお店であなただけの民族衣装を作ってみてはいかが？

通常ロンジーは1枚布を筒状に縫い合わせて着用しますが、これは着用時に生地を腰まわりにたくし込むだけなので、しばらくすると緩んでずり落ちてしまいそうになることも。ミャンマーの人たちは子供の頃からはき慣れているので大丈夫なのですが、不安な方は仕立て屋さんで紐の付いたスカートタイプに仕立ててもらうと安心です。これは女性用のみ対応可で、男性用は筒状に縫製済みのものが売られています。

お時間があるなら、民族衣装を上下セットで仕立ててもらうことをおすすめします。上下が揃うと民族衣装らしさが際立ってとにかくカッコいい！アジアの民族衣装ランキング上位のベトナムのアオザイに匹敵する魅力があると個人的には思っています。

また、今まではあまり見かけなかったロンジーの生地を使ったワンピースも最近は人気が出てきていますが、こちらの店で作られたものはデザインがとても素敵なのでおすすめしたいです。
ここでは上下セットのオーダーメイド手順について説明します。

1）まずは日本語でお店の人に声をかけてください。デザインや色、柄、そして予算について丁寧に対応してくれます。

2）実際に生地やボタン類を選びます。店内でも用意していますが、なかなか気に入ったものが無いときには、近所にいくつもある生地の専門店を通訳さんと一緒にまわって購入することもできます。

3）生地など材料が揃ったら次は寸法を測ります。通常、シャツ（エンジー）は体にピッタリとフィットするように作りますが、日本人からするとちょっと動きにくさを感じることも。心配なときにはゆったり目で依頼することもできます。エンジ―の襟元や袖のデザインなど、細かな部分の指定もできたら依頼終了！

4）通常2週間ほどで仕上がります（特急仕上げも相談可）。仕上がり完了の連絡をもらったらお店へ取りに行きましょう！

ロンジーのみの仕立ては、腰で縛る紐を付けただけのシンプルなタイプなら、混んでいなければ2～30分もあれば仕上げてくれます（5,000チャット）。ホックで留めるタイプとジッパーを取り付けたタイプは2週間ほどかかります（共に15,000チャット）。

上下セットの場合は30,000チャットから。こちら仕上がりまで2週間ほどかかりますが、特急仕上げも対応しているので（最短3日）、お店に相談してみてください。ワンピースは20,000チャットから。こちらも通常2週間ほどかかりますが、特急仕上げの相談は可能です（最短2日）。生地やボタン類は仕立て代とは別に購入となります。

ロンジー生地の相場ですが、ロンジーのみなら6,000～30,000チャット、上下セットの場合は15,000～35,000チャット、ワンピースは6,000～30,000チャットくらいです。

カードは利用できません。ミャンマーチャットの現金払いのみになります。

ロンジーは色落ちしやすいものが多いので、洗濯時には他のものと一緒にしないようご注意ください。

男性用のロンジーも置いてありますので、ちょっと変わったお土産として買って帰るのも面白いかもしれませんね。暖かい季節なら自宅の部屋着や、出張時のコンパクトなパジャマとして使ってもらうこともできますよ！

店はボージョーアウンサン市場の中にあります。店の位置ですが、ボージョーアウンサン市場の正面入り口をまっすぐ進むと真ん中辺りにTシャツの店がありますので、そこを左に入ってください。細い路地を100mほど進むとひらがなで「はりこ」と書かれた看板が見えてきます。店に日本語通訳がいない場合でも、09-7843-40549に電話すれば日本語で応えてもらえます。

[アクセス]
スーレーパゴダからなら徒歩で約15分。タクシーで行く際には「ボージョーアウンサンゼー」と伝えれば誰でもわかります。「ゼー」はミャンマー語で「市場」の意味です。

[その他]
対応言語：日本語・ミャンマー語