ご当地の名を冠する料理…上海蟹や北京ダックなど…
もちろん、そこで食べるのがベストかと思われますが、
そうはいっても上海でも北京ダックも食べてみたいのが人の常。(そうなの?)
上海にも北京ダックの専門店はいくつかあります。
北京ダックの老舗である全聚德、鸭王、大董などは北京が本拠地ですが
上海にも何店舗か出店しております。
そんな中で敢えての老北京前門烤鴨をチョイスする理由は
ロケーション、店の雰囲気、値段のバランスが良いなぁと毎度思う事。
そして、日本から来たお友達や、上海のお友達とせっかく行くならと考えた場合
やはりこことなるからに他ありません。
場所は豫園駅から河南南路を少し北に行った場所。
一瞬見失いそうな普通のビルですが、でかでかと老北京の文字があり、
そのまま三階まで上がると雰囲気は一転、まさに名前通りの老北京の雰囲気に!
内装も、オールドシノアな雰囲気で整えられており、
テーブル間も広すぎず、狭すぎず。高級感もありつつ、温かみのある雰囲気。
入口から一番の奥の方で、本日の主役である鴨が注文を待ち受けてます。
日本で北京ダック…というと、皮がほんの少しで何千円!となかなか敷居の高い料理ですが
こちらは大体上海での北京ダックの相場と変わりなく、一羽で200元(3500円)前後。
とはいえ、その200元の中に鴨丸々一匹、そして鴨肉の炒め物、ガラを使ったスープも付きます。
更にいえば、日本とは違い、中国では北京ダックといえば
皮だけでなく身も食べるのは常識。
鴨が焼きあがると専用の職人さんがカートに載せてテーブルそばまで来てくれて
目の前で鮮やかな手つきでさばいてくれます。
そして、数枚のお皿にそれぞれ皮のみ、皮と肉、そして肉のみ、と
部位ごとに美しく並べてサーブされます。
あとは事前にサーブされた薄餅に葱ときゅうりを載せ、さらに鴨を載せ、
甘めの醤を付けて巻けばおいしく召し上がれます♪
薄餅もたくさんあるし、マイ醤としてサーブされるので
皮だけで、皮とお肉と一緒に、お肉だけで…といろんな食べ方を楽しみたい放題!
加えて、個人的にぜひ試してみてほしいのが、一緒に付いてくる砂糖!
こちらは白砂糖が来ますが、通常はザラメの事が多いです。
ダックの皮のみの部分に適量、砂糖を付けてそのまま口の中へ…
すると、ダックの皮の脂と砂糖の甘みが口の中で溶けあい、
何とも言えないスナック感覚で薄餅で巻いて食べるのと全然違う印象なのです!
私はこれにハマってしまい、砂糖がサーブされない店にも
マイ砂糖を持ち込みたいと野望をもつほどです(笑)
なんといっても、焼き立てアツアツの状態で食べることができ、
更に、丸ごと一匹食べられるからこそできる贅沢じゃないかなーと。
他の料理も平均的においしいですが、
一皿が大きめに作られていますしダックが意外と量がありますので
少し少なめに注文されるのをおススメします!
Lao Beijing 老北京前門烤鴨 (外灘店) ラオベイジン チェンメンカオヤー
ふるる
(上海在住ブロガー)
その名の通り!北京の老舗店の雰囲気の中でパリパリの北京ダックを。
- 投稿日2016/12/05
- 更新日2016/12/14
2016/10訪問
-
ジャンル北京料理
-
エリア外灘/黄埔
-
住所
-
電話番号+86-21-63734515
-
営業時間10:30-22:00
-
定休日無休
-
予算150元~
- 中国本土からアクセスした場合、GoogleMAPが表示されない可能性がございます。
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。