The Bund Tea Company ザ・バンド・ティーカンパニー

上海に列強各国の“租界”が置かれていた1908年建築の英国様式の建物。貿易会社としてヨーロッパにお茶やシルク、磁器などを輸出していたところが、今は紅茶の専門店になっています。

地下鉄南京東路駅から北東へ約5分、外灘の一角に建つ重厚な建物の1階がティーサロン＆ショップです。ティークリッパーのロゴマークを目印に店内に入ると、天井の高い空間が。紅茶をはじめ中国茶が並ぶTEA SHOPになっていて、その奧がTEA SALON。ゆったりとした空間で、さまざまなお茶を味わえます。

ここで提供されているのは、雲南（ユンナン）やキームンなど中国産の紅茶のトップブランドのほか、武威山産の「ザ・ファースト」などこだわりの紅茶や烏龍茶、緑茶、白茶、プーアル茶、ジャスミン茶、ハーブティーなど。

メニューには日本語があり、丁寧なお茶の説明がついています。紅茶、中国茶ともに1ポット58元から。支払いはクレジットカードも利用できます。

供されるカップとソーサーは、1920～30年代に上海で流行したアール・デコ調の幾何学的な模様をプラチナ（白金）で描いたオリジナルのもの。お茶の歴史に思いを馳せながら、ゆったりとティータイムを楽しみましょう。

気に入ったお茶があれば、TEA SHOPで購入を。ロゴマークが入った茶缶はおみやげにも喜ばれそうです。