中国5000年の歴史の中で上海が登場することはそれほど多くはないですが
やはりその中で第二次世界大戦中に租界地として
列強諸国によって一つの街がそれぞれアメリカ、フランス、イギリス、日本などによって
統治された歴史は今も色濃く街並みに残っていたりします。
その中でもこの魯迅公園のある虹口区は日本の租界で
かつては「小東京」と呼ばれ、魯迅をはじめ数多くの文人が住んだ街でもありました。
今回のレポはその中でもやはり、虹口といえば、な魯迅公園。
地下鉄3号線虹口足球場(足球=サッカー。サッカー場ですね。)駅を降りると
すぐ目の前に公園の入り口があるので迷いません。
私がここに行ったのはちょうど4月初め。
上海にも桜の名所がいくつかあり、
一番人気は顧村公園なのですが、この魯迅公園もかなりの名所。
上海には数少ない、ソメイヨシノが植えられているのも
ここがかつて日本租界だったことの名残。
もちろん、日本ほどたくさんは植えられてはいませんが
異国で、老人たちが中国語をしゃべる中で咲き乱れる桜を見るというのも
なかなか不思議な体験でした!
日本人的には桜だけが見どころではなく、
中国の公園って大体そうですが、昼は老人たちのパラダイス!
日本では病院でお年寄りたちが顔を合わせて…という事が良くありますが
こちらでは公園がお年寄りにとって最大の社交場。
皆さん、日がな一日、集まっては将棋をさしたり、トランプをしたり
踊りを踊ったり京劇のようなものの練習をしたり、楽器を弾いたり…。
ど真ん中にある池で謎の淡水魚をつっている人もいれば(食べるのかしら…)
太極拳などを一人で無心にやってる人もいて、本当に見ていて飽きません!
噂通り、なかなか「古き良き中国」な雰囲気も
味わえる公園でもありました(●´艸`)ゥシ
園自体はそこまで広すぎず、かといって狭すぎず…ですし、
日本租界だったため園内には日中友好記念の時計があったり、
親日で知られ阿Q正伝などが代表作の小説家・魯迅の記念館などもあり
のんびりと一周お散歩するのにはちょうどいい感じ。
更には公園の周りも、今の上海では希少になってきた
ローカルな雰囲気が残る街並みになっているので
ノスタルジックな上海を味わうにはオススメですよー!
LuXun Park 魯迅公園 ルーシュンゴンユエン
旧日本租界で、中国のお年寄りたちの日常を垣間見る。
- 投稿日2017/01/13
2016/04訪問
-
ジャンル広場・公園
-
エリア虹口
-
住所
-
アクセス地下鉄3・8号線 虹橋足球場駅 8号線乗り場側の1番出口から徒歩約2分
-
電話番号+86-21-56667122
- 中国本土からアクセスした場合、GoogleMAPが表示されない可能性がございます。
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。


