Mayer Am Pfarrplatz マイヤー・アム・プファールプラッツ

ウィーン、ハイリゲンシュタッド地区にある1683年創業の老舗ホイリゲ「Mayer Am Pfarrplatz」。お料理の美味しいホイリゲとして知られ、観光客だけではなく、地元の人や在住日本人にも人気です。

ホイリゲとは自家製ワインを提供するレストランのことで、こちらももちろんワイナリーを持っていて、そこで作られたワインを提供しています。ワインは125ml 4.2ユーロ～、ビールその他のアルコールメニューもあります。

この場所は1817年、ベートーヴェンが住んでいた場所としても知られています。そのため、ホイリゲの看板にはベートーヴェンの肖像も描かれています。

あの有名な「第九」も、彼がハイリゲンシュタッドに住んでいた時に作曲されたもの。このホイリゲのある場所だけではなく、ハイリゲンシュタッドには遺書を書いた家として知られる「ベートーヴェンミュージアム」や、彼が散歩したと言われその名前が付いている「ベートーヴェンの散歩道」なども近くにあり、あわせて訪れてみるのもお勧めです。

ホイリゲはお店によってはハムやチーズ、サラダなどの冷たいメニューしかない場合もありますが、このホイリゲは伝統的なホイリゲメニューはもちろん、美味しいオーストリア料理や旬の食材を使ったさまざまな季節メニューも登場します。

お勧めメニューはしっかりと赤いローストビーフ（14.8ユーロ）！　薄くスライスしてあってワインにもよく合い、サラダも付いているのでさっぱりと楽しめます。他にもビーフタルタルや、フルーツやナッツが一緒に乗ったチーズ盛り合わせなど、お酒によく合うおつまみ系メニューも揃っています。ひとつのお料理はそれほど大きくはないので、色々なお料理を注文して楽しめるのも居酒屋風で嬉しいですね。

ハムやチーズ、サラダなどのホイリゲメニューはバッフェ形式でカウンターで注文しますが、テーブルに座ったままメニューを見て注文することもできるので、会話が苦手な方でも困らないと思います。

このホイリゲのワインはもちろん販売もしていて、1本9ユーロ～とお手頃価格で買うことができます。市内のスーパーなどでも売られていますので、気に入った方はお土産も買って帰るのもいいですね。

アルコール飲料が苦手な方は「トラウベンサフト」と呼ばれるぶどうジュースを試してみることをお勧めします。これもこのホイリゲのブドウから作られています。少し甘いので、甘いのが苦手な方は炭酸水で割った「Traubensaft Gespritzter」を頼んでくださいね。

毎週金曜日の19:00～はホイリゲ音楽も楽しめます。アクセスは地下鉄U4 Heiligenstad駅から38AのバスでFernsprechamt/Pfarrplatz下車、徒歩4分。

店員さんの対応言語はドイツ語と英語、支払いにはクレジットカードも利用できます。