Distillery Historic District ディスティラリー地区

トロントの中心部から少し東に行った場所にある、ディスティラリー地区。
歴史を感じられる煉瓦造りの建物で広場を囲んだ作りになっていて、それらの古い建物は昔は蒸留所であった。
今では日本酒の酒蔵もあり、購入はもちろん、その場で一杯、も可能。

酒蔵だけでなく、カフェやレストラン、バー、ショッピングエリア（服、雑貨、インテリア等）が立ち並び、
車の通らない歩行者天国状態なのでゆっくりと半日ほどかけて楽しむことができる。

ところどころ芸術作品のオブジェが飾ってあったり、音楽やアートのイベントを催していたり、
クリスマスの時期には屋台も出て、イルミネーションをして盛り上がる。
建物だけでなく、その場で写真を撮るとどこも絵になるような場所。

エリア内のおすすめは、トロント発祥の手作りチョコレート屋さん。
冬場に嬉しいホットチョコレートに、手土産に最適な小袋入りのチョコレート菓子、
1個から注文できるチョコレートがとても美味しい。

服のセレクトショップや帽子専門店、アンティーク小物やインテリアの店、
ユニークやハイセンスなものを集めた雑貨店等、飽きさせない工夫が嬉しい。

ダウンタウンから東へレンガ造りの建物、通りに並ぶおしゃれなガス燈…。まるで一昔前のイギリスに迷い込んでしまったようなこの一角が、ディスティラリー・ヒストリック・ディストリクトです。ここは、かつて大英帝国最大の蒸留所として数えられた、ウイスキー工場の跡地。再開発され、エンタテイメント地区として生まれ変わったのです。40棟以上のビクトリア時代の産業建築物の中には、エッジの効いた個性的なショップが入っています。

まず目に付くのは、アーティスティックな雑貨店たち。廃材を再利用したバッグや、新聞紙でできた洋服など、新鮮で自由な発想のアイテムが並びます。北欧を中心に輸入したキッチン用品専門店や、シックな高級インテリアショップなどもあり、見ているだけで感性が刺激される場所です。トロント発のチョコレートショップ、ソーマ・チョコレートの店舗も入っています。

ショッピング以外の楽しみも豊富。地区内に点在するギャラリーでは、カナダのアーティストをはじめ、世界中の現代アートを見学できます。照明を落とし、どこかウイスキーの香り漂うようなレンガ造りのギャラリー内は、見学者の姿を含めてまるで一つのアート作品のよう。古きよき建物と、新進気鋭の芸術作品が融合する、不思議な場所となっています。

散策でちょっと一息入れたくなったら、是非ビールストアやパブへ足を運んでください。特に夏の時期は、パティオでビール片手にくつろぐ人々で賑わいます。他にも、オイスター・バー、コーヒーショップ、レストランなどが10店舗以上入っており、歴史的雰囲気を味わいながら食事を楽しめます。

車の入ってこない歩行者専用地区ということもあり、路上イベントも数多く開催されます。休日には、パフォーマーに拍手を送る家族連れの姿も。また、地区全体でお祭りモードになることもあります。おすすめは、なんといってもクリスマス・マーケット。夜にはクリスマスツリーなどのオーナメントがきらめき、白く雪化粧した街並みはなんともオシャレ！たくさんの出店が軒を連ね、夜遅くまで賑わいます。ホットワイン片手に散策する歴史地区は、ひときわロマンティックに感じられます。毎年11月末から12月20日頃まで開催されます。
ディスティラリー・クリスマス・マーケット
http://www.thedistillerydistrict.com/christmas-market/

アクセスは、地下鉄キング駅を利用するのが便利。路面電車504 Kingに乗車してパーラメント通り駅で下車。あるいは、駅から徒歩でも10分程度で着きます。道中には素敵なインテリアやファブリックを扱うお店が点在しているので、ウィンドウショッピングを楽しみながら行くのもおすすめです。