かわいくて居心地のいい国 ポルトガルに夢中!

ヨーロッパの最西端、ポルトガルへ行ってみませんか? 実はポルトガルは女子旅にぴったりな国。フォトジェニックな観光地、素朴で美味しいシーフード料理、かわいらしい雑貨など、知ってほしいポルトガルの魅力をトラベルコスタッフの旅行記とともに詳しくお届けします!

観光観光

穏やかで明るい街で出合えるもの

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ゆったりした時間が流れ、どこか素朴な雰囲気がポルトガルの魅力。入り組んだ小路を散歩したり、高いところからオレンジ屋根の家々を眺めたりして、のどかでかわいい街並みを堪能してください。ここでは、ぜひ足を運んでほしいポルトガルの素敵な街をご紹介します!

【リスボン】レトロなトラムがシンボルマークの首都

ポルトガルの首都リスボンは「坂の街」。起伏のある道を縫ってトラムやケーブルカーが走る光景は、リスボンならでは。トラムに乗ってゴトゴト揺られながら観光するのが醍醐味です。リスボン西部にあるベレン地区には世界遺産のジェロニモス修道院とベレンの塔があり、大航海時代の栄華にふれることができます。ポルトガルの伝統菓子パステル・デ・ナタの老舗店「Pasteis de Belém(パステイス・デ・ベレン)」もぜひ行ってみて!

【ナザレ】小さな港町で美しい海岸線を眺めて

大西洋をばーんと見渡せる、漁師町ナザレ。夏はバカンスで訪れる観光客が多く、ビーチにはカラフルなパラソルがたくさん♪ 冬はサーフィンのビッグウェーブスポットとしても有名です。ローカルが集うレストランでは新鮮な魚介料理をご堪能あれ。ナザレ名物、スカート7枚重ねの伝統衣装を着たご婦人方とも会っておきたいところです!

【オビドス】中世の面影を残す絵本のようにかわいらしい町

城壁に囲まれた小さな町、オビドス。白壁に黄色や青色のラインが入った建物が特徴的で、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような景色が続いています。この町へ行ったらぜひ試してほしいのが、オビドス名産のさくらんぼリキュール、ジンジーニャ! 小さなチョコレートカップに注がれて出てくるので、飲み終わったらチョコレートもそのまま食べられるスイートなお酒です♪

【コインブラ】リスボン、ポルトに次ぐポルトガル第3の都市

ポルトガル中部にあるコインブラでの観光のメインは、なんといっても世界遺産に認定されているコインブラ大学! 30万冊もの蔵書が黄金の書棚に並んでいるジョアニナ図書館や、色鮮やかなアズレージョ(装飾タイル)が天井や壁に施されたサン・ミゲル礼拝堂など、見どころの多さは抜群。授業に遅刻したり、論文をコピペしたりといった悪行を働いた学生が入れられていた牢獄なんていうのもあります…(今は使われていません)! 制服の黒いマントを身に着けた現役の学生もかっこいいです!

リスボン観光のおともに! リスボンカード

主要交通機関が乗り放題+観光名所が無料or割引(!)という、おトクで便利な「リスボンカード」。実際にトラベルコスタッフが使ってみました!

リスボンカードを使って一日観光してみた

アートが彩る街や、伝統ある古都をめぐる

【アゲダ】カラフルな傘で話題の町はココ!

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アゲダはとても小さな町ですが、色とりどりの傘が空にたくさん浮かぶ“写真映えスポット”があることを知っている人も多いのでは。「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」は、もともと町おこしを目的に、アートフェスティバル「AgitÁgueda」の一環として始まりました。傘のアートは例年7月から9月末まで。傘以外にもウォールアートや音楽イベントなどさまざまな催しものがあります。夏にポルトガルへ行くなら、ぜひアゲダを訪れてください!

【コスタ・ノヴァ】かわいい家が建ち並ぶビーチシティ

こちらも「かわいい!」と注目度急上昇中の町。赤、青、黄色…とさまざまなカラーの家々が並び、一軒ずつストライプやボーダーなどの縞模様になっているんです! こんなにメルヘンチックな家に、実際に人が住んでいるというのだから驚きです。コスタ・ノヴァでは漁業が盛んなので、「漁から帰ってきた旦那さんが、早く自分の家を見つけられるように」という思いで、家をストライプ模様にして目立たせたというエピソードがあるんですよ◎

【アヴェイロ】モリセイロに乗って運河を一周!

「ポルトガルのヴェニス」といわれるアヴェイロ。前述したアゲダやコスタ・ノヴァを訪れるなら、この町を拠点にするのがおすすめです♪ 町の中心を運河が流れており、カラフルなモリセイロ(小船)が観光客を乗せて行き交う様子はさながら水の都! モリセイロ乗船ツアーは、アヴェイロの見どころを紹介しながら約45分で運河を一周してくれるので便利です。アヴェイロは塩作りも盛んなので、かわいいパッケージに包まれた塩をお土産にしちゃいましょう!

【ポルト】ずっと眺めていられる…美しき旧市街

歴史地区そのものが世界遺産のポルト。おすすめの旧市街眺望スポットは、ドウロ川にかかるドン・ルイス1世橋の上。写真を撮る手が止まらないほどに感動する美しさです…! 川を渡って、歴史地区の対岸エリアにあるノッサ・セニョーラ・ド・ピラール修道院からの眺めも◎。人気の観光名所は、英国紙で「世界で最も美しい書店」に選ばれたレロ書店。開店前から行列ができているほど! サン・ベント駅やカルモ教会など、青いアズレージョ(タイル)で彩られた建築物も多く、アズレージョをめぐって街歩きするのも楽しいです♪

J・K・ローリングの足跡をたずねて

大ヒット小説『ハリー・ポッター』シリーズの著者、J・K・ローリングはポルトに2年間住んでいたそう。執筆活動を行っていたカフェや、作品に影響を与えたとされる場所へ行ってきました!

ハリポタ視点で見るポルトガル

グルメグルメ

魚介の旨味たっぷりの料理をめしあがれ

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大西洋に面したポルトガルでは、やっぱりシーフードが美味しい! 素材の味を活かした味付けなので、味が濃すぎて胸焼け…なんてこともありません。日本人の舌にもマッチする、素朴で美味しいポルトガル料理をご紹介します!

◆メインにおすすめ! シーフードリゾット

アンコウのリゾットやタコのリゾットなど、魚介の旨味がしみこんだお米料理は最高! 具材がゴロゴロ、量も大盛りサイズなのでシェア前提で頼みましょう。

◆ポルトガルの国民食、バカリャウ

バカリャウ(干しダラ)はポルトガルのソウルフードというほど定番の食材。バカリャウを使った料理はいろいろありますが、なかでもコロッケはさくっと食べられて重たくないので前菜におすすめです!

◆絶対食べたい! イワシの塩焼き

ポルトガルの代表料理のひとつ、サルディーニャス・アサーダス(イワシの塩焼き)。イワシに粗塩を振りかけて炭火焼にするシンプルな調理法が、魚そのものの旨味を引き立てます。お好みでオリーブオイルやビネガーをかけても◎ イワシは春~夏にかけてが旬なので、この時期に行ったらMUSTで食べていただきたい一品です。

◆こんな食べ方もあるなんて! ポルトガルのウナギ料理

運河の町アヴェイロではウナギが名物。レストランではウナギのフリットや煮込み料理などが食べられます。天然ウナギのふっくら感がたまりません…。日本の蒲焼きとはまったく違った味わいの、ウナギの新しい一面をお試しあれ!

シーフードと相性ぴったりなお酒はコレ!

魚介料理と一緒にぜひ頼みたいのが、ヴィーニョ・ヴェルデという名の微発砲ワイン。直訳で「緑のワイン」という意味で、通常よりも早く収穫した、完熟前の若いブドウを使っているのが特徴です。アルコール度数も低く、フレッシュで爽やかな飲み心地◎ すっきり軽口なヴィーニョ・ヴェルデのとりこになること間違いなし!

黄色いお菓子の甘い誘惑

エッグタルトの元祖、ここにあり

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旅先では甘いものも欠かせません! ポルトガルの定番スイーツといえば、パステル・デ・ナタ。いわゆるエッグタルトです。香港やマカオでも有名なお菓子ですが、実は発祥はポルトガル。サクサクのパイ生地と、とろ~り食感のクリームがやみつきになる美味しさです。ぺろりといけちゃうので、毎日いろいろなお店で食べ比べするのも楽しいかも♪

黄色い郷土菓子のルーツは修道院

カフェなどでショーケースを眺めていると思うのが、「黄色いお菓子ばっかり…!?」ということ。というのも、ナタをはじめ、ポルトガルの伝統菓子は卵黄を使ったものが多いからなんです。かつて、修道院で卵白をアイロンがけの糊として使っており、残った卵黄を活用するためお菓子作りが始まったのだそう。そのようないわれがあって郷土菓子は黄色一色! 修道院を訪れた際には、近くのカフェやお菓子屋さんも覗いてみてくださいね。

金平糖も実はポルトガル生まれ

日本で親しまれている和菓子、金平糖も元々は戦国時代にポルトガルからやってきたもの。その名もコンフェイト! 意味は砂糖菓子です。コンフェイトはポルトガル中部の街コインブラにある「BRIOSA(ブリオサ)」という菓子店で購入できます。お店の人いわく、お土産に30個も買って帰る日本人もいるのだとか(笑)! 日本の金平糖とは見た目も食感も微妙に違うので、ぜひ食べてみてください。

体験体験

自分だけのアズレージョをつくろう

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教会や民家の外壁など、街のいたるところで見かける伝統タイル「アズレージョ」。さまざまな模様・色があり、街歩きの途中で新しいデザインに出合うと、つい写真を撮ってしまいます。そんなアズレージョの絵付け体験ができる工房があると聞きつけ、トラベルコスタッフが行ってきました!

訪れたのはポルトにある「Gazete Azulejos(ガゼッテ・アズレージョ)」。2時間でタイル2枚の絵付けができるワークショップに参加しました。模様が型になったシートが用意されているので、シートに開いた穴に沿って好きな色の塗料を塗っていくだけ! 紫色の塗料はオーブンで焼くと濃いブルーになるそうで、色の変化も楽しみのひとつ。どんな色の組み合わせがいいか悩みながら慎重に塗っていきます。翌日、焼き上がったタイルを受け取りに行くと、塗りムラやはみ出しが気にはなるものの、「それも味だよね」とオリジナルのアズレージョに愛着が湧くのでした◎

めくるめくポートワインの世界へ

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ポルト名産のお酒、ポートワインを知っていますか? 世界三大酒精強化ワインのひとつであるポートワイン。発酵途中にブランデーを加えることでアルコール濃度を高め、発酵を止める製法で作られます。とても甘く口当たりがいいのですが、アルコール度数は22度前後もあるので飲みすぎ注意です!

ポルトのヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区には、ポートワインの工場がずらっと並んでいます。今回トラベルコスタッフは、ワインセラー「Taylor's(テイラーズ)」を見学してきました! 日本語オーディオガイドがあるため言語面での不安がなく、自分のペースで見学できるのでおすすめです◎ ポートワインの歴史を知ったり、熟成方法の違いによる味の違いを学んだりした後は、実際にテイラーズ製のポートワインを試飲できます。テラス席で日向ぼっこしながら、2種のポートワインの芳醇な甘みを堪能しました♪

お土産お土産

ときめきがとまらない! こだわりのアイテムをお出迎え

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旅の楽しみのひとつ、お土産選び♪ ポルトガルの雑貨はパッケージデザインがかわいいので、ついあれもこれも欲しくなってしまいます。包装紙がキュートでいい香りのする石鹸は持っているだけで幸せな気分に。個性的なアイテムをお探しなら「Bordallo Pinheiro(ボルダロ・ピニェイロ)」の陶器がおすすめ。キャベツやトマトなど野菜を模した食器が有名で、アウトレットショップならお手頃価格で手に入れられます! コルク製品も、コルク生産量世界一のポルトガルならではのお土産。軽くて丈夫な素材なのが嬉しいです◎

食品系では、魚の缶詰とお酒が二大巨頭。レトロかわいいパッケージの缶詰はお土産に大人気です。ポートワインや、さくらんぼのリキュール「ジンジーニャ」など甘いお酒もぜひ。辛いもの好きの方には、唐辛子ソース「ピリピリソース」がスーパー等で手に入るのでおすすめ!

女子必見! メイドインポルトガルが集まる雑貨屋

「ポルトガル旅行するなら絶対行って!」と声を大にしておすすめしたい雑貨屋さん、「A VIDA PORTUGUESA(ア・ヴィーダ・ポルトゲーザ)」。お洒落でハイセンスな品々が豊富に取り揃えられています♪

スタッフ厳選のポルトガル土産

写真映えする街、美味しい食事、デザインがかわいいお土産など女子の心をくすぐるポイントがたくさんあるポルトガル。比較的治安がよく物価も安いので、旅しやすくておすすめですよ♪ ぜひポルトガルへ行ってみてくださいね!

ポルトガル基本情報

  • 言語
    公用語はポルトガル語とミランダ語。
  • 通貨
    1ユーロ(EUR)=約120円(2019年9月現在)
  • 時差
    -9時間。サマータイム期間中は-8時間。
  • 気候
    年間を通じて温暖な海洋性気候。夏は気温は高いが湿気がないため過ごしやすく、冬は雨が多いが日本よりも暖かい。ベストシーズンはやはり夏。料金的には冬のオフシーズンも狙い目。
  • 平均旅行日数
    8日間

タイアップ企画

最終更新日:2019年9月10日