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- スリランカ南部 カタラガマ巡礼の旅 その2
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エリア:
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- アジア>スリランカ>ティッサマハラーマ
- アジア>スリランカ>ラトナプーラ
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 お祭り・イベント
- 投稿日:2009/04/11 17:46

サンカパーラの花売り売店前で
サマンデーワーレのお参りを終えて出発し、途中小さな普通のローカルのペストリーショップで休憩。
あるのは大体どこでも揚げ物のロールやホットドッグのようなパンが多く、お腹が心配
だったので私は小さなスポンジケーキとミルク抜きの紅茶だけ頂きました。
家族は高齢者が多いのに、結構ぱくぱく油ものを食べてるので、すごい。
お義母さんはコレステロールに注意してるのでやはりスポンジケーキだけ。
ラトゥナプラの次の大きな街ペルマドゥッラが分岐点となり、中央高地方面に行く道と
南部の海側のハンバントータ側に行く道に分かれます。私たちは海側方面へ行く道へ。
またしばらく随分走ると道端で綿の入った枕やクッションが売らる村に入りました。
以前、イー・ツアーズのドライバーのプリヤンタさんとカタラガマに出かけた際にも
通った村で、自生している綿を手で摘んで売ってます。
ゴタカウェラの町に入ると広大な自然の残る景色の中に次の寺院、サンカパーラ SANKHAPALA が現れました。

お参りの為に駐車場に入り、車を降りるとたちまち花売りの子供に取り囲まれるのは
いつものこと。
サンカパーラは巨大な岩山の中腹に作られた寺院で、こんな起源があります。
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【戦士からニルヴァーナへ 〜 サンカパーラ】
DUTU GEMUNU王の軍隊で「ダサマハヨーダヨ」と呼ばれた屈強の10人の戦士がいた。
その10人はそれぞれ特徴を持っていた。
Pussadevaヨーダヤは「conch shell(※ほら貝の一種)」を吹く特徴を持っていた。
どのくらい音を出せるかと言うと、人が気絶するほどの音を出せた。
DUTU GEMUNU王の最後の戦いであったVijithapura戦争でPussadevaはconch shellを使って
戦争に勝つための主な役割をした。
そのため王は贈り物として何が必要かとPussadevaに聞くと
「軍隊をやめさせてください。お坊さんになりたい」と言った。
王はそれを許して、更にお礼としてPallebadaという地域も彼にあげた。
貰ったPallebadaの土地をPussadevaがお寺にしてお坊さんを迎え、
戦争で使ったconch shellを寺に置きダーガバ(仏舎利)も作った。
conch shellはシンハラ語で「サンカ」と呼ぶので、その寺はサンカパーラ ヴィハーラとなった。
Pussadevaもお坊さんになって最後はニルヴァーナ(涅槃)に入った。
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サンカパーラは岩山に作られているのでサルの多く住む石段を登りながら、
仏陀の祀られている祭壇へと向かいました。
私達の行ったときは人も少なく、祭壇の下には古くなった花が落ちて放置されて
いたため、お義母さんがそばにあったごみ箱を持ってきて掃除を始めました。
先に訪れたサマンデーワーレに比べ、どこか鄙びた印象があってややさびしげ。
管理が行き届いて居ないのかな?

掃除を始めたお義母さん。
↑ 慌てて手伝う新米嫁なわたし(汗)。
火を灯し、花を供えてお祈りし、寺院内のお堂を巡り、私と社長と小母さんだけ
そこから更に上のダーガバへの階段を上って行きました。
小さなダーガバがある頂上は絶景で、地元の恋人とおぼしきカップルが1組座っていただけで
した。(寺院ってしばしばデートスポットになるみたい)
若いカップル、初々しい〜
汚されているように見えたダーガバ。ちょっと気になった。
見渡す限り緑。とってもいい気持ち!
義理の姉夫婦のお母さん。
ダーガバの周囲を廻っていたら、ダーガバに泥がいくつも付いていて
あたかもぶつけられたように見えたのがとても気になりました。
まさか誰かがぶつけたんじゃないよね・・・。
階段を下りる途中、巨大な岩をまるで支えるようにして細い小枝が何本も人の手で
置かれていました。岩が倒れてこないようにするためのお祈り?なのだとか。
ギャグかと思ったよ・・・・

サンカパーラでのお参りを終えて、寺院敷地内の売店でカタラガマでのプージャ用の
果物を追加購入。品定めしながら、いくつもいくつも売店を廻る家族のそのスタミナのすごさ。
私はかなり疲れ気味。 早くカタラガマに着かないかな〜。。。
時間はすでに正午過ぎ。
その3へ続く
- タグ:
- カタラガマ 仏教 巡礼 ヒンドゥー スリランカ

- スリランカ南部 カタラガマ巡礼の旅 その1
-
エリア:
- アジア>スリランカ>ティッサマハラーマ
- アジア>スリランカ>ラトナプーラ
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 お祭り・イベント
- 投稿日:2009/04/10 10:26
初めまして!
スリランカのコロンボ郊外のコッターワ KOTTAWAにて、20余年タクシー会社を
営んでいますイー・ツアーズのオペレーター、岡部です。
スリランカにいる間、あちらこちらに旅行に出かけた際、初めて見るものや
感動、驚きをひとりの観光客としてお伝えしたいと思います。
===========================================================================
先週土曜、マイ・ファミリーとなったスリランカ人家族と一緒に泊まりがけで
コロンボからランカー島南東部の聖地カタラガマに再度お参りというか
巡礼に向かうことになりました。
土壇場で予定が変更になったりするのが普通な我が家なので、前日に
「明日ってカタラガマ行くよね?」と夫兼社長に確認。一応、予定どおりに行くらしいので
夜から慌てて荷造り開始。
義母は流石で すでに朝から用意を始めて、夜にはもう準備をほぼ完了。
カタラガマ神に捧げる「プージャ」用の果物も購入してバスケットに詰めて、
庭でカタラガマまで持って行くジャスミンの花をたくさん摘んで、ココナッツオイルを
用意して、当日は誰よりも朝早く起きて皆のお弁当を作っていたのでただでさえ早起きが苦手な私、
頭が上がりません。
私は家に残るお手伝いのヒジャラタおじさんと、イー・ツアーズのタクシードライバーのみんな
からカタラガマに捧げるお賽銭用の小銭を両手いっぱい預かり大事に紙にくるんで鞄にしまいま
した。
今回は途中他の寺院にも寄り休憩を取りながらの長い旅路だそう。お義父さん、お義母さん、
同じ敷地内に住む義理の姉夫婦のお母さん、社長と私の総勢5名、残る皆の見送りを受けて
朝7時半に車で出発しました。
今回のルートはコロンボのコッターワKOTTAWAから出発し ⇒ ホラナ経由で
ラトゥラプラRATNAPURA 、そこで由緒ある寺院のサマン神を祀るサマンデーワーレへ ⇒
ペルマドゥッラPELMADULLA ⇒ ゴアカウェラ GODAKAWELA付近の寺院サンカパーラへ ⇒
ウダ・ワラウェ国立公園内 UDA WALAWE の道路を突っ切り ⇒ タナマルウィラ TANAMALWILA ⇒
ルヌガンウェヘラ LUNUGAMVEHERA RESERVOIRの湖付近を通って最終地 カタラガマ KATARAGAMAへ。復路はティッサマハラーマにも寄る、文字通りお参りの旅。
スリランカの地図だけ眺めてると距離的には大したことないような感じがするのですが
これが行ってみると相当に永く感じます。
道路と歩道とが混然一体となっている所がほとんどなので、かなりスピードを出して走ってるよ
うに思えても実はそうでもなかったり。
そこら中にいる犬や牛を避け、自転車を引っかけないように気をつけ、無理な追い越しをする
対向車と正面衝突しないようにして、良く見ないで道を渡る田舎の歩行者を撥ねないように
進まなければいけないというのが、距離に比して時間がかかってしまう諸々の理由かもしれません。
コッターワからしばらく走ると、たちまち椰子の木と水田の広がる田舎の風景になります。
自然いっぱいでのんびりした風情でいいなあといつも思うスリランカの景色。
車中でお義母さんや小母さんにカンナ、カンナ(食べなさい、食べなさい)としきりにバナナ
などを進めらる勧められるのですが、私はお腹が痛くなるのが怖くて食べられません。
どこにでもトイレがあるわけではないので、経験から出来るだけ遠出の際には飲食を避けるようになりました。
【山の神サマンを祀る場所 サマンデーワーレ】
ラトゥナプラ一帯は宝石の取引が行われているので、さわやかな朝にも関わらず
ムスリムとおぼしき白い帽子をかぶったバイヤーたちが厳しい目つきで道路に立って
お互いに交渉をしている姿が見られました。
やがてバスや車が多く停車している広い野原にたどりつくと、うちの車もそこに入り込んだの
で、雰囲気からしてキャンピングエリアのように見えたため早速休憩するのかと思ったら、
そこは古代からの土着神であり、聖地スリー・パーダの神、サマンを祀るサマンデーワーレの駐車場でした。
車から降りると胸に許可証をつけた花売りの女性に囲まれ、私はいらないと断りましたがお義母さんたちは数本だけ購入。
寺院は後方に山を頂き、正面に広くまっすぐに伸びた通りを持つ美しい外観。
入口で履物を預けて階段を上って中に入ると内部はさほど広くなく、仏陀やサマン、
その他の女神などを祀るエリアに分かれていましたが 残念ながら撮影は禁止。
義母と義父の後ろにくっつくようにしてココナッツオイルを入れて火を灯し、線香を焚き、」それぞれの場所でお参りと花を供えました。
仏陀の祭壇には信者の持ち寄った白や黄色や赤い花が溢れるほどに供えられて、まるで極楽浄土のよう。
(サマン以外に祀られていた女神の名を確認するのを不覚にも忘れてしまいましたが、肖像が超美人だったのが印象的。)
サマン神に最後にお参りすると神官が額に香油をつけてくれました。
私達の行った時間は丁度サマンの本尊(?)のある扉が開かれていた時であり、神官の祝詞が
終わると祈っていた人が我先にと神官に香油をつけてもらっていました。
祈りを捧げて心が洗われた、と言いたいところですが早起きの為か頭がまだ半分寝ており
横になってぐーぐー寝たいという グウタラな欲望を捨て切れなかった私。
でも、お天気に恵まれた朝のサマンデーワーレは清々しく、歩くだけでも気持ちが良かったです。
参拝が終わり、外に出ると預けていたサンダルに保管代金「60ルピー」と言われて高くない?と
ちょっと面食らうと やはりちょっとズルだったらしく、お義父さんは軽やかに笑って定額と思われる料金だけ払ってサンダルを受け取りました。
相場を知らないとつい払ってしまいそうな額です。
お参りに全然関係ないものもいっぱい売られている楽しげな売店の数々。
風光明媚なサマンデーワーレを後にして次はサンカパーラ寺院へ向かいます。
その2に続く
スリランカのコロンボ郊外のコッターワ KOTTAWAにて、20余年タクシー会社を
営んでいますイー・ツアーズのオペレーター、岡部です。
スリランカにいる間、あちらこちらに旅行に出かけた際、初めて見るものや
感動、驚きをひとりの観光客としてお伝えしたいと思います。
===========================================================================
先週土曜、マイ・ファミリーとなったスリランカ人家族と一緒に泊まりがけで
コロンボからランカー島南東部の聖地カタラガマに再度お参りというか
巡礼に向かうことになりました。
土壇場で予定が変更になったりするのが普通な我が家なので、前日に
「明日ってカタラガマ行くよね?」と夫兼社長に確認。一応、予定どおりに行くらしいので
夜から慌てて荷造り開始。
義母は流石で すでに朝から用意を始めて、夜にはもう準備をほぼ完了。
カタラガマ神に捧げる「プージャ」用の果物も購入してバスケットに詰めて、
庭でカタラガマまで持って行くジャスミンの花をたくさん摘んで、ココナッツオイルを
用意して、当日は誰よりも朝早く起きて皆のお弁当を作っていたのでただでさえ早起きが苦手な私、
頭が上がりません。
私は家に残るお手伝いのヒジャラタおじさんと、イー・ツアーズのタクシードライバーのみんな
からカタラガマに捧げるお賽銭用の小銭を両手いっぱい預かり大事に紙にくるんで鞄にしまいま
した。
今回は途中他の寺院にも寄り休憩を取りながらの長い旅路だそう。お義父さん、お義母さん、
同じ敷地内に住む義理の姉夫婦のお母さん、社長と私の総勢5名、残る皆の見送りを受けて
朝7時半に車で出発しました。
今回のルートはコロンボのコッターワKOTTAWAから出発し ⇒ ホラナ経由で
ラトゥラプラRATNAPURA 、そこで由緒ある寺院のサマン神を祀るサマンデーワーレへ ⇒
ペルマドゥッラPELMADULLA ⇒ ゴアカウェラ GODAKAWELA付近の寺院サンカパーラへ ⇒
ウダ・ワラウェ国立公園内 UDA WALAWE の道路を突っ切り ⇒ タナマルウィラ TANAMALWILA ⇒
ルヌガンウェヘラ LUNUGAMVEHERA RESERVOIRの湖付近を通って最終地 カタラガマ KATARAGAMAへ。復路はティッサマハラーマにも寄る、文字通りお参りの旅。
スリランカの地図だけ眺めてると距離的には大したことないような感じがするのですが
これが行ってみると相当に永く感じます。
道路と歩道とが混然一体となっている所がほとんどなので、かなりスピードを出して走ってるよ
うに思えても実はそうでもなかったり。
そこら中にいる犬や牛を避け、自転車を引っかけないように気をつけ、無理な追い越しをする
対向車と正面衝突しないようにして、良く見ないで道を渡る田舎の歩行者を撥ねないように
進まなければいけないというのが、距離に比して時間がかかってしまう諸々の理由かもしれません。
コッターワからしばらく走ると、たちまち椰子の木と水田の広がる田舎の風景になります。
自然いっぱいでのんびりした風情でいいなあといつも思うスリランカの景色。
車中でお義母さんや小母さんにカンナ、カンナ(食べなさい、食べなさい)としきりにバナナ
などを進めらる勧められるのですが、私はお腹が痛くなるのが怖くて食べられません。
どこにでもトイレがあるわけではないので、経験から出来るだけ遠出の際には飲食を避けるようになりました。
【山の神サマンを祀る場所 サマンデーワーレ】
ラトゥナプラ一帯は宝石の取引が行われているので、さわやかな朝にも関わらず
ムスリムとおぼしき白い帽子をかぶったバイヤーたちが厳しい目つきで道路に立って
お互いに交渉をしている姿が見られました。
やがてバスや車が多く停車している広い野原にたどりつくと、うちの車もそこに入り込んだの
で、雰囲気からしてキャンピングエリアのように見えたため早速休憩するのかと思ったら、
そこは古代からの土着神であり、聖地スリー・パーダの神、サマンを祀るサマンデーワーレの駐車場でした。
車から降りると胸に許可証をつけた花売りの女性に囲まれ、私はいらないと断りましたがお義母さんたちは数本だけ購入。
寺院は後方に山を頂き、正面に広くまっすぐに伸びた通りを持つ美しい外観。
入口で履物を預けて階段を上って中に入ると内部はさほど広くなく、仏陀やサマン、
その他の女神などを祀るエリアに分かれていましたが 残念ながら撮影は禁止。
義母と義父の後ろにくっつくようにしてココナッツオイルを入れて火を灯し、線香を焚き、」それぞれの場所でお参りと花を供えました。
仏陀の祭壇には信者の持ち寄った白や黄色や赤い花が溢れるほどに供えられて、まるで極楽浄土のよう。
(サマン以外に祀られていた女神の名を確認するのを不覚にも忘れてしまいましたが、肖像が超美人だったのが印象的。)
サマン神に最後にお参りすると神官が額に香油をつけてくれました。
私達の行った時間は丁度サマンの本尊(?)のある扉が開かれていた時であり、神官の祝詞が
終わると祈っていた人が我先にと神官に香油をつけてもらっていました。
祈りを捧げて心が洗われた、と言いたいところですが早起きの為か頭がまだ半分寝ており
横になってぐーぐー寝たいという グウタラな欲望を捨て切れなかった私。
でも、お天気に恵まれた朝のサマンデーワーレは清々しく、歩くだけでも気持ちが良かったです。
参拝が終わり、外に出ると預けていたサンダルに保管代金「60ルピー」と言われて高くない?と
ちょっと面食らうと やはりちょっとズルだったらしく、お義父さんは軽やかに笑って定額と思われる料金だけ払ってサンダルを受け取りました。
相場を知らないとつい払ってしまいそうな額です。
お参りに全然関係ないものもいっぱい売られている楽しげな売店の数々。
風光明媚なサマンデーワーレを後にして次はサンカパーラ寺院へ向かいます。
その2に続く
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- カタラガマ 仏教 巡礼 ヒンドゥー スリランカ
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