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エリア:
- ヨーロッパ > フランス
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テーマ:
- 街中・建物・景色
- / グルメ
ベルジュラック
旅のはじめにお勧めしたいのはドルドーニュ河沿いの歴史ある町ベルジュラックです。旧市街にあるベルジュラック・ワイン会館はその回廊など、脈々とした歴史が詰まった場所です。年中オープンのこのワイン会館では、ベルジュラック・ワインのすべての銘柄が展示され、見学の最後はワインのテイスティングで締めくくります。さらにワイン会館では夏季の期間中ワイン街道上にある製造業者を招き、作り手みずから製品の紹介を行える場を設けています。
その場でワインを購入するも良し、ワインマップを片手に作り手の酒蔵まで見学に出かけるのも良し。
モンバジヤック
モンバジヤックは甘口白ワインの銘柄で、その名は世界中に知られています。モンバジヤックという名の城もあり、こちらはワインと同じ黄金の輝きをまといながら格式高きブドウ畑の真ん中に佇んでいます。その姿は広大なブドウ畑の海を進む船の舳先よう。
歴史建造物に指定された16世紀のモンバジヤック城は見学が可能です。中世の頑強な防御機能とルネサンス期の優美さが合体した、珍しい個性的な建築です。
ラグビーチーム
ベルジュラック地方は、皆の想像の中に深く刻まれた文学上の登場人物「シラノ」のイメージで世界中に知られています。精彩な個性を放つシラノのイメージは、“本物の味を持ちカリスマ性があり豊潤な”当地方のワインに見事にマッチし、ベルジュラック・ワインのブドウ栽培者やネゴシアンの性格の中にも受け継がれています。
シラノ・ド・ベルジュラック」の作者エドモン・ロスタンが産み出した人物像の要素はベルジュラック・ワインの中にも見られます。高潔で威風堂々とし、勇敢でありながら、祝祭と分け合いの精神を持ち合わせています。
その良い例となるのが、“ブドウ栽培やワイン造りに従事する男”だけで結成されたベルジュラックのラグビーチーム、「キャーンズ・ド・ラ・グラップ」(15の房)です。チームは純粋に美しき振る舞いと挑戦の精神ゆえに、あらゆるフィールドで戦っています(ギアナでの対戦経験もあり!)。チームに会いにぜひベルジュラックを訪れてみませんか。対戦相手も歓迎します!
ベルジュラックの楽団
ベルジュラックのワイン関係者と愛好者による楽団「イン・ヴィノ・ヴェリタス」«in Vino Veritas»が出演するのは決まって、楽しい集いの場や、笑いと音楽、そしてワインを分かち合える場です。当地方のワインに表わされている南西フランス(シュッド・ウエスト)の精神は、実際にワイン醸造者を彼らの酒蔵に訪ねることで理解できます。彼らはワイン造りにかける情熱を喜んで語ってくれるでしょう。
ベルジュラックのワイン、五感を喜ばせる13のアペラシオン
「過去の栄華と二千年に及ぶワイン造りの伝統を担うベルジュラック・ワインの栽培地は、豊富な種類のワインと味覚を取り揃えています。
13あるアペラシオンの中でとくに有名なものとして、ベルジュラック、コート・ド・ベルジュラック、ペシャルマン、ロゼット、モンバジヤック、ソーシニャック、モントラヴェルの名を挙げておきます。伝説的なブドウ畑であるベルジュラックの畑から生まれたそれぞれのアペラシオンには、赤、ロゼ、辛口白、甘口、超甘口と豊かな色彩と味覚が並びます。
料理とワインのマリアージュ
ショウガとフレッシュコリアンダー風味のチコリのタルトタタン、小エビのチョリゾソーセージくるみ、スモークサーモンの薄切りキャロット巻き、 スパイスの効いたチコリと海の幸の組み合わせに良く合うのが、ベルジュラックの辛口白です。
すっきりしたワインがタルトの甘みとマッチし、ソーヴィニョンの繊細な芳香がサーモンと調和します。
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ベルジュラックのあるアキテーヌ地方の観光情報についてはこちらへ!
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