こんなに近い、日本とフランス

世界遺産ボルドー月の港でワインフェスティバル
2010年6月24日（木）〜27日（日）まで

ボルドーワインフェスティバルは1998年に創設された一般向けに隔年で開催されているイベントです。業者を対象としたワインのトレードショー「ヴィネクスポ」、および一般向けのボルドー川祭りとは隔年で相互に開催されています。市内のカンコンス広場を中心とした祭りの規模は年々拡大を続けており、前回は内外から45万人以上を動員。恒例行事として定着してきました。



18世紀の街並みとガロンヌ河が作る岸辺には、ボルドーとアキテーヌ地方の80のAOCワインからなるワイン街道が2キロメートルに渡って出現します。2010年のフェスティバルでは美食の伝統に重きが置かれることになり、初の試みとしてワインと料理の組み合わせについてのテイスティングセッションが設けられます。ボルドーワイン委員会（CIVB）と味覚のアトリエのシェフたちが担当します。またランド地方のフォワグラ、バスク地方のハム、アルカッションのカキといったフランス南西部の名声を担う食材を紹介するのパビリオンも設けられます。

＜ボルド・ムンドBORDO MUNDO＞はAOCワインや有名ブランドのワインと料理の取り合わせの妙を楽しむヴィレッジ。毎回好評を博しています。美食と芸術のテーマのもと、絵画、ダンス、モードやライブパフォーマンスとの融合により料理を創造してゆきます。

ワイン祭りを楽しむには＜パス・デギュスタシオンPASS Degustation＞を15ユーロで購入します。パスには12枚綴りの試飲クーポン、1枚の試飲チケット、1枚の都市交通チケット、ワイングラスとグラスホルダーがセットされています。その他にも割引やプレゼントの特典も満載。4日間の会期中、自分のリズムと好みに沿ってテースティングを楽しむことができます。



いっぽう＜パス・ヴィニョーブル PASS Vignoble＞はワイン産地をめぐる小旅行のパス。様々なテーマに沿って見学ができます。いずれもガイドが同行するバスツアーで、3つのシャトーか文化遺産の訪問見学とワインの試飲、昼食がセットされています。料金は55ユーロ〜90ユーロ。

祭りの期間、月の港の河岸通りでは毎夜＜音と光のスペクタクル＞が上演され、街は様々な音楽の調べに包まれます。2010年のゲストシティーはカナダのケベック。特別パビリオンでは北米でのボルドーワイン消費の一大拠点であるケベックを様々に紹介します。

ボルドーワインフェスティバルのウエブサイトでは2008年開催時の様子が日本語で紹介されています。

http://www.bordeaux-fete-le-vin.com