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- プレミエリーグのチケット
-
エリア:
- ヨーロッパ>イギリス
- テーマ:鑑賞・観戦
- 投稿日:2013/08/19 17:55
今季のイギリスのプレミエリーグ、先週末に開幕しました。
今年も本場のフットボールを観に、たくさんの人がイギリスを訪れることでしょう。
フットボールの試合は、伝統的に土曜日の午後3時にキックオフ。
昔、労働者達はお昼ご飯を食べた後、地元のフットボール場に足を運びました。
並んでチケットを手に入れて、試合は立ち見。
試合の後は、地元のパブで仲間とワイワイ。
勝った時は勝利の一杯、負けたときはウサ晴らしです。
ところがこの伝統も、テレビの登場で変わっていきます。
各テレビ局が放映権を巡って火花を散らすようになり、土曜日の午後3時の視聴者を奪い合うことから、フットボールの試合自体を分散させる方向に向いていきました。
今ではイギリスのリーグ戦は土曜日の昼、午後、夕方、日曜日の昼、午後、夕方、そして月曜日の夜にまで試合をするようになりました。
カップ戦は火曜日や水曜日の夜が主ですが、土曜日に行われることも多いです。
じゃあ木、金はどうかといえば、ほとんどありませんが、全くないわけではありません。
労働者が毎週買うことのできた、チケットのお値段も上がる一方。
多分、ヨーロッパで一番高いのがイギリスのフットボールのチケットではないかと思います。
約120年前、それまでかなり原始的だったフットボール場が、整えられるようになりました。
イングランドで初めてのスタジアムは、1892年、エヴァートンのホームグラウンドである「Goodison Park」です。
そして1897年、ロンドンのカニングタウンにウエストハム・ユナイテッドがメモリアルグラウンズをオープンします。
ここの初年度の入場料は、シーズンチケットが5シリング、試合1回の入場料は4ペニーだったそうです。
この値段の設定は、職人や下層ミドルクラスが支払える金額ということで、これよりも貧しい人たちが来れない様に設定されたと言われています。
そして、職人の週給は2ポンドを切るくらいだったそうです。
イギリスの通貨ですが、この当時は10進法ではありませんから注意が必要です。
まず4ファージングが1ペニー(ペンスの単数形)、
12ペンスで1シリング、
5シリングでクラウン、
20シリングが1ポンド、
21シリングが1ギニーです。
かなりややこしいですね(笑)
現在、職人に相当する人だと、年収26000ポンドとして、週給約500ポンドくらい?
この数字は計算が簡単になるように、大体の数字ですからあまり几帳面に考えないでください。
1897年の週給に対するチケット代は2ポンド(=40シリング=480ペンス)対4ペンス、つまり120分の1。
現在の週給に対するチケット代は、500ポンド対50ポンド(チケットって30から80くらいだから)、つまり10分の1。
随分値上がりしましたね。
先週の土曜日も、エミレイツで、ちょうど私たちの前に入場しようとしたカップルが、入れなかったのを目撃しました。
係員から「このチケットはどうやって入手しましたか?」と聞かれて、
「XXXから買いました」
「それは正式な方法ではないので、このチケットは無効です」
1枚200ポンド近く払ったのにって言ってましたが、「買ったほうが悪い」で終わりです。
アーセナルやハイブリーイズリントンの駅前でも、ダフ屋さんが「チケット買います、売ります」って囁きながら歩き回っていますけど、買っても入れる保障は何一つとしてありません。
基本、フットボールのチケットは、転売が禁止です。
最近すごく厳しいので、チケットの入手法は気をつけたほうがいいです。
今年も本場のフットボールを観に、たくさんの人がイギリスを訪れることでしょう。
フットボールの試合は、伝統的に土曜日の午後3時にキックオフ。
昔、労働者達はお昼ご飯を食べた後、地元のフットボール場に足を運びました。
並んでチケットを手に入れて、試合は立ち見。
試合の後は、地元のパブで仲間とワイワイ。
勝った時は勝利の一杯、負けたときはウサ晴らしです。
ところがこの伝統も、テレビの登場で変わっていきます。
各テレビ局が放映権を巡って火花を散らすようになり、土曜日の午後3時の視聴者を奪い合うことから、フットボールの試合自体を分散させる方向に向いていきました。
今ではイギリスのリーグ戦は土曜日の昼、午後、夕方、日曜日の昼、午後、夕方、そして月曜日の夜にまで試合をするようになりました。
カップ戦は火曜日や水曜日の夜が主ですが、土曜日に行われることも多いです。
じゃあ木、金はどうかといえば、ほとんどありませんが、全くないわけではありません。
労働者が毎週買うことのできた、チケットのお値段も上がる一方。
多分、ヨーロッパで一番高いのがイギリスのフットボールのチケットではないかと思います。
約120年前、それまでかなり原始的だったフットボール場が、整えられるようになりました。
イングランドで初めてのスタジアムは、1892年、エヴァートンのホームグラウンドである「Goodison Park」です。
そして1897年、ロンドンのカニングタウンにウエストハム・ユナイテッドがメモリアルグラウンズをオープンします。
ここの初年度の入場料は、シーズンチケットが5シリング、試合1回の入場料は4ペニーだったそうです。
この値段の設定は、職人や下層ミドルクラスが支払える金額ということで、これよりも貧しい人たちが来れない様に設定されたと言われています。
そして、職人の週給は2ポンドを切るくらいだったそうです。
イギリスの通貨ですが、この当時は10進法ではありませんから注意が必要です。
まず4ファージングが1ペニー(ペンスの単数形)、
12ペンスで1シリング、
5シリングでクラウン、
20シリングが1ポンド、
21シリングが1ギニーです。
かなりややこしいですね(笑)
現在、職人に相当する人だと、年収26000ポンドとして、週給約500ポンドくらい?
この数字は計算が簡単になるように、大体の数字ですからあまり几帳面に考えないでください。
1897年の週給に対するチケット代は2ポンド(=40シリング=480ペンス)対4ペンス、つまり120分の1。
現在の週給に対するチケット代は、500ポンド対50ポンド(チケットって30から80くらいだから)、つまり10分の1。
随分値上がりしましたね。
先週の土曜日も、エミレイツで、ちょうど私たちの前に入場しようとしたカップルが、入れなかったのを目撃しました。
係員から「このチケットはどうやって入手しましたか?」と聞かれて、
「XXXから買いました」
「それは正式な方法ではないので、このチケットは無効です」
1枚200ポンド近く払ったのにって言ってましたが、「買ったほうが悪い」で終わりです。
アーセナルやハイブリーイズリントンの駅前でも、ダフ屋さんが「チケット買います、売ります」って囁きながら歩き回っていますけど、買っても入れる保障は何一つとしてありません。
基本、フットボールのチケットは、転売が禁止です。
最近すごく厳しいので、チケットの入手法は気をつけたほうがいいです。
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